遂にマツダ初代NAロードスターが投機車両に?競売に出品され600万円以上にて高額落札!フェラーリは「国が許す限りV12自然吸気エンジンを作り続ける」と明言

まさかNAロードスターが現行NDロードスターよりも高値で取引されるとは…

マツダの2ドアスポーツモデルでお馴染みとなるロードスター(Mazda Roadster, MX-5 Miata)。

現在は4代目となるNDロードスターがラインナップされており、1989年に初代NA型として登場して35周年を迎えるため、マツダ公式が35周年特別仕様車を発表することを明らかにしました。

ただ、国土交通省の公式プレスリリースにもあるように、マツダやトヨタ、スズキ、ホンダ、ヤマハ発動機の型式指定における不正行為が明らかとなり、NDロードスターRFが現行車種として対象に含まれているため、35周年記念モデルが登場するかさえも危うい状態となっています。

こうしたなか、初代NAロードスターが競売に出品され、現行NDロードスターよりも高額値で落札されたことが明らかとなりました。


ほぼほぼ新品同様となるNAロードスター

こちらが今回、アメリカのオークションサイトBring A Trailerにて出品され、現行NDロードスターよりも高額値で落札された初代NAロードスター。

1990年式の前期仕様で、ボディカラーはシンプルなレッドカラー、おまけに走行距離は僅か「37マイル(60km)」と非常に少ないことから、一番最初のオーナーは「最初から投機目的」にて購入した可能性が高そうですね。

1990年に1人目に納車されてから、今日に至るまで2人のオーナーへと受け継がれてきたとのことですが、約35年間全く公道にて走られることなく、シャッター付ガレージにて保管されていたとのことですし、コレクション用として大事にしていたことが伺えます。

メーカーオプションは全て装備された極上の個体

ちなみにこのモデル、Bring A Trailerの情報によれば、メーカーオプションは全て装着されており、当時の推奨されたディーラーオプションも全て設定しているそうで、商品としての満足度は非常に高いそうです。

メーカーオプションについては、当時以下の2つのパッケージオプションに加えて、単体でのオプションなどもラインナップされていましたが、基本的に全てのオプションを選択しているとのこと。

[オプション➀:パッケージA]
・パワーステアリング
・本革巻きステアリングホイール
・14インチアルミホイール
・AM/FMカセットプレーヤー

[オプション②:パッケージB]
・クルーズコントロール
・パワーウィンドウ

[単体でのメーカーオプション]
◇エアコン
◇CD プレーヤー
取り外し可能なハードトップルーフ
◇リミテッドスリップディファレンシャル(LSD)

パワートレインは、排気量1.6L 直列4気筒自然吸気エンジンを搭載し、最高出力116hp/最大トルク149Nmを発揮、トランスミッションは5速MT、駆動方式は後輪駆動[FR]を搭載します。

内装は極めてシンプルなオールブラックで、時代を感じさせるインフォテイメントシステムも味があって良いですね。

最終落札価格は驚きの600万円超え!NDロードスターRF買えるやん…

メーター情報を見ていくと、走行距離は「37マイル(60km)」と全く走られていません。

最後に気になる落札額ですが、Bring A Trailerでの最終落札価格は40,500ドル(日本円に換算して約636万円)と、新車のNDロードスターよりも高額。

しかも現行NDロードスターで最も高額なRF仕様のRSグレードで約431万円ですから、果たしてNAロードスターにそこまでの価値があるかは不明ですが、極上のコンディションで低走行距離ともなると、世界に存在する個体はごく僅かですから、限られた条件や購入者の条件がたまたま重なり、今回のような金額にて落札されたのかもしれませんね。

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