【今までありがとう】ジャガーF-TYPE(エフ・タイプ)最後の1台が生産終了!更にICEモデルのポルシェ718ケイマン/ボクスターが2025年10月で生産終了とリーク
遂にジャガーのスポーツモデルが生産終了へ
イギリスの自動車メーカーでお馴染みとなるジャガーが販売してきた、2ドアスポーツモデルのFタイプ(Jaguar F-TYPE)。
海外メディアによれば、「現代で最も美しく、最も過小評価されているスポーツカーの1つである」とのことですが、遂にF-TYPE最後の1台の生産が終了し、正式にラインナップから除外されることをジャガー公式が発表しました。
今回特別に公開された「最後の1台」となるF-TYPEは、特別な塗装とカスタムレザーの内装に仕上げられ、過去に販売されたクラシックモデルのEタイプ(E-TYPE)に敬意を表しているとのこと。
具体的にどういった仕様なのかチェックしていきましょう。
まさにE-TYPEの仕様をそのまま受け継いだ「最後のF-TYPE」
こちらが今回、ジャガー公式が一番最後に生産したF-TYPE。
ボディカラーは、先述の通りE-TYPEに敬意を表したGiola Greenと呼ばれるボディカラーで、ソフトトップルーフはシンプルなブラック、内装はタンウィンザーレザーを採用しています。
1974年の最終型となるE-TYPEもまったく同じ構成に仕上げられているため、おそらくその価格帯もかなり高額なものだと予想されます。
パワートレインは、排気量5.0L V型8気筒エンジンを搭載し、最高出力450psを発揮。
より強力なSVRだと、最高出力580psを発揮しますが、今回は敢えてスタンダードなV8モデルをベースにしたそうです。
ちなみにこのモデル、顧客向けに販売されるのではなく、イギリスのジャガー・ダイムラー・ヘリテージ・トラストに寄贈されるとのことで、このトラスト社では1983年から存在し、1800年代後半まで遡るジャガーとダイムラーの希少なモデルを数百台保管しているため、「最後の1台はトラストに相応しい」として特別に作られたそうです。
F-TYPEの累計販売台数は8万台超え!先代E-TYPEよりも1.5万台多く生産!
なおジャガーはこれまで、F-TYPEをベースにした特別仕様車をいくつか発表・発売しており、最高出力570ps以上を発揮する特別仕様車”75スペシャルエディション”を公開。
その後、ZPエディションは世界限定150台のみ販売され、カスタムペイントとドアのレーシングラウンダーは、E-TYPEに敬意を表したモデルでした。
そして2020年、ジャガーは象徴的なシャーウッドグリーンのペイントを復活させたヘリテージ60エディション発表。
これまでジャガーは、10年間にわたって87,731台ものF-TYPEを製造・販売し、過去に販売されたE-TYPEよりも15,000台多いことから、ジャガーのラインナップモデルとしては成功したモデルと称されています。