【辛口注意!】ホンダ新型WR-V納車後の雑感!「後席は広くとも突き上げが酷く乗り心地は良くない」「走ることだけを優先?夜間の車内はとにかく暗い」等

新型WR-Vは、乗れば乗るほど気になるところが増えてくる

2024年4月に私に納車されて2か月以上が経過した、ホンダ新型WR-V Z+[2WD]。

今回は、本モデルの納車後の雑感をまとめていきたいと思いますが、思いのほか辛口レビューになってしまいました。

改善すべきポイントは多く、特に後席の乗り心地はまだまだ良くなるのではないか?と思えるほど。

早速WR-Vの気になるポイントなども含めて見ていきましょう。


後席は確かに広いが、突き上げがとにかく目立つ

まずは新型WR-Vの後席の乗り心地について。

ヴェゼルに比べて天井も高く、且つ足もとのスペースも大きく確保されているため、圧迫感は感じられずに快適ではあるものの、いざ走らせてみると、路面から伝わってくる突き上げが顕著。

これはヴェゼルの突き上げよりも明らかに強く、特にマンホールや道路と道路のつなぎ目、ちょっとした段差を通過したときの突き上げは強め。

N-BOXと後席とそん色ない乗り味

路面を通過したとき、スプリングの振動をショックアブソーバーが吸収することで振動を収束させるような減衰力に関しては、明らかにヴェゼルよりも低いと思いますし、この突き上げが似ているモデルだと、ホンダN-BOXの2列目が最も近しいかもしれません。

ただN-BOXの場合は、軽自動車というカテゴリーで考えると乗り心地は優れている方だと思いますし、何よりも後席の足元のスペースが圧倒的に広いので、WR-Vと比較するのはお門違いであることは重々承知。

とはいえ、BセグメントSUVという立ち位置でありながら、軽自動車のN-BOXとそん色ない乗り心地というのもちょっと微妙に感じるところですし、後席乗車&長距離移動でWR-Vを活用するのはちょっと抵抗があります(いずれは往復500km程度の長距離移動のレビューで活用しようと思っている)。

コンパクトだけど意外と小回りが効かない?

続いて、WR-Vのサイズ感について。

基本的にはBセグメントSUVモデルのヴェゼル(New VEZEL)と概ね同じサイズ感でありながらも、なぜかバック駐車するときは、そこまで小回りが効かない印象でスムーズに駐車するのが難しいんですね(これは一番の意外なポイントだった)。

私自身のバック駐車技術が低すぎるというのもありますが、明らかにWR-Vよりも全長の長い日産セレナ(Nissan New Serena, C28)やトヨタ・アルファード(Toyota New ALPHARD, 40系)、トヨタ・ランドクルーザー300(Toyota New Land Cruiser 300)、レクサスLX600といったロングボディに比べると、WR-Vの全長はナゼか掴みづらいんですね。

ディーラーオプションでも良いので、マルチビューカメラはやっぱり欲しい

あとバック駐車する際は、バックガイドカメラではなくサイドミラーを確認しながら駐車することが多く、最後の仕上げで真っすぐ停められているかどうがをバックガイドカメラで確認するのですが、WR-Vに乗ると「マルチビューカメラって本当に便利だよなぁ」と再確認。

っというのも、WR-Vで真っすぐでキレイに、且つ一発で駐車できたことはほとんどなく、車から降りる度に若干斜めになっているのを見ると、「メーカーオプションではなくディーラーオプションでマルチビューカメラ搭載できないのだろうか…」と思うことがしょっちゅう。

おまけにホンダは、マルチビューカメラを搭載するモデルに関しては、9インチもしくは11.4インチのHonda CONNECTナビでしか対応しないという意味不明な抱き合わせオプションにしているため、下心丸出しの商法には常々辟易とするところ。

2ページ目:走りに特化したモデルだからこそ、夜間時の内装が極端に暗いのは仕方ない?