一体なぜ?ゼレンスキー大統領の妻であるオレーナ・ゼレンスキーが「世界限定250台のブガッティ・トゥールビヨンを購入した」とのフェイク情報が拡散

(続き)ブガッティ正規ディーラーも、今回のフェイク情報には憤慨

引き続き、ウクライナ大統領であるウォロディミル・ゼレンスキーの妻、オレーナ・ゼレンスキーが、ブガッティ新型トゥールビヨンを購入したというフェイク情報について見ていきましょう。

今回の報道に対して、当然のように反応したのが、引き合いに出されたブガッティ・パリ公式アカウント。

同アカウントはSNSにて、Verite Cacheeが掲載した請求書が偽物であると指摘。

「請求書には、必須の法的詳細が記載されておらず、車両の価格は明らかに間違っており、オプションの価格とその説明は不正確で矛盾しており、グラフィックは時代遅れであり、[ブガッティ パリの所有者]カー ラバーズグループがこのような文書の発行を決して許可していない」と完全否定しています。

ちなみに、以下はブガッティ・パリが正式にした全文となります。

フェイクニュース

今週月曜日、2024年7月1日、Car Lovers GroupのAUTOFFICINA PARIGI会社が運営するBUGATTI Parisのディーラーは、複数の犯罪被害に遭いました。

Car Lovers Groupと、そのスポーツレーベルのシューマッハグループを主張する実業家が、ブガッティ・パリの販売店が、ウクライナ大統領夫妻に車を販売したと示す動画をSNS上で公開した。

この間違った情報を確立しようとして、動画の作成者は、オレナ・ゼレンスカ夫人に代わってブガッティ・トゥールビヨンの販売請求書を公表しました。

Car Lovers Groupは、この取引の存在と、この請求書の存在の両方を断固として否定しています。

インボイスに義務化された法的申告書が含まれていないだけでなく、車の価格も間違っている。

オプション価格と説明文が不正確で一貫性がない。

グラフィックチャーターは古い。

Car Lovers Groupは、決してそのような文書の加工を許さないだろう。

この誤った情報は、うまくいけば世間の注目を集めるだろうと、という恣意的なものだ。

Car Lovers Groupは、偽造及び偽造データの使用、ID盗難および名誉毀損の罪で、刑事告訴して上記の事実にすでに正義を授けています。

再びCar Lovers Groupは、このフェイク情報を強く非難します。

via:Instagram

メディア・ネットリテラシーのある方なら、今回の内容は粗雑で明白なことではありますが、Xでは「Bugatti」がトレンドのトピックになっており、10万件近くの投稿があることを考えると、ロシア国営メディアやVerite Cacheeからすれば「十分な成果は得られた」と考えている可能性も考えられそう。


BBC記者「フェイク情報を拡散したニュースサイトの運営者は、元ロシア警察官の疑い」

なお、BBCの記者であるシャヤン・サルダリザデ氏は、このプロパガンダの起源は、ロシア在住でフロリダの元警官であり、親ロシア派の偽情報サイトを多数運営するジョン・マーク・ダガンが運営するサイトネットワークに遡ると推定。

BBCは昨年、ダガン氏のサイトが「ウォロドミル・ゼレンスキー大統領が、米国納税者のお金でヨット2隻を購入した」という噂を広めたと報じました。

ただこのニュースは、後に米国上院議員のマージョリー・テイラー・グリーン氏とJD・ヴァンス氏によって引用され、フェイクニュースであることが発覚しています。

1ページ目:ウクライナのウォロドミル・ゼレンスキー大統領の妻が、世界限定250台のみとなるブガッティ新型トゥールビヨンを購入した!とのフェイク情報が拡散!

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Reference:motor1.com

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