トヨタ新型アルファードの雑感「ACCの精度は相変わらず優秀」「メーター上に曲名が表示されない不具合」等…レクサスLX等を盗んだ犯人が不起訴→理由「明かさない」
改めて新型アルファードの走りの満足度は高い
2024年1月に私に納車されて6か月以上が経過した、トヨタのフルモデルチェンジ版・新型アルファード(Toyota New ALPHARD, 40系)ガソリンZ・3列7人乗り[2WD]。
本モデルの走行距離も、もうすぐ4,000kmに到達する勢いですが、今回は夜間時&高速道路にて走らせた際の雑感をまとめていきたいと思います。
総じて満足度の高いアルファードですが、常に思うのはドライビングサポート機能が優秀であり、より人間に近づけた精度へと仕上がっているということ。
具体的にどういったところが「人間に近い」と感じるのかチェックしていきたいと思います。
前方車両を検知したときの車間距離の取り方がナチュラルで上手い
まずアルファードのドライビングサポートで「精度高いなぁ」と感じるのが、レーダークルーズコントロールによる定速巡航で走らせているとき、前方車両との車間距離が近くなった際の距離の取り方がナチュラルだということ。
上の画像のように、前方車両との距離が近くなると、メーター上の赤矢印にある通りアイコンが表示される仕組みになっているのですが、これが日産のプロパイロット(ProPilot)やホンダのアダプティブクルーズコントロールを活用しているときだと、前方車両を検知したタイミングで”ブレーキランプを点灯”させて一瞬減速することが多め。
これがトヨタのドライビングサポートだと、そういった機械的で不自然な減速動作はなく、アクセルOFFによる滑らかな速度調整を行ってくれるので、運転する側もギクシャク感を感じず安心感が強いんですね。
ただ前方車両を追い越す際には、少し早めのタイミングにて車線変更しながらじゃないと、前方車両との車間距離がどんどん近くなるとアクセルOFFによる減速になってしまい、せっかくのスピードのノリが勿体なく感じてしまうので、この点はまだまだ人間の運転には近づけていないものの、それでもレーダークルーズコントロールの精度としては、プロパイロットやHonda SENSINGに比べると断然上だと考えています。
アルファードのLEDフォグランプは明るい?明るくない?
続いては、アルファードの夜間時のLEDフロントフォグランプの明るさについて。
前回の三菱デリカミニ(Mitsubishi New Delica Mini)のインプレ記事同様、ブログ読者様よりアルファードのフォグランプの明るさに関する問合せを頂いたので、早速確認してみることに。
上の画像はフォグランプOFF(消灯)のときの、運転席からの見晴らしになるわけですが、手前は若干暗め。
そしてこちらが、フォグランプON(点灯)時の運転席からの見晴らし。
ビフォーアフターとしては違いが分かるレベルで、だからといって爆光ではなく、優しい光で明るく照らしているという印象です。
Bluetoothオーディオにて再生中、なぜか曲名が表示されない
続いては、Bluetoothにて音楽再生しているものの、インフォテイメントシステム上に曲名が表示されないというバグが発生。
本来であれば、赤四角部分に曲名が表示され、その直下にアルバムタイトル、更にその下にはアーティスト名が表示されるのですが、最も重要な曲名が表示されないのは不便。
しかもこの不具合、1曲だけでなく、その後に流れる曲でも全く同じことが起きているんですね。
ちょっと分かりづらいと思いますが、ディスプレイオーディオ上だと、赤四角の通り「遥か」という曲名が表示されているにも関わらず、メーター上には曲名が表示されていません。
長距離移動の際は、ディスプレイオーディオ上は常にナビゲーション画面にしている上に、曲名付のヘッダー画面などがナビ上に表示されないため、この辺りの使い勝手の悪さはトヨタの宜しくないところ。
14インチという巨大ディスプレイを活用しておきながら、ここまで余白を無駄にした使い方は珍しいと思いますし、「なぜナビと2画面構成にしないんだろう…」と疑問。
こうしたお粗末なレイアウトを見てしまうと、「このディスプレイオーディオを作成した開発者は、普段から車を運転しないのでは?」と思ってしまいますし、もう少し消費者目線で考えてほしい所です。