ホンダ新型WR-Vはフリードにない「ハンドル支援の単独操作」が可能!片側1車線の無料高速道路を走行中にプリウスのあおり運転に遭遇
新型WR-Vは、乗れば乗るほどに新たな発見もある
2024年4月に私に納車されて4か月以上が経過したホンダ新型WR-V Z+グレード[2WD]。
今回は本モデルの雑感に加え、「実はあの機能が搭載されていた」という紹介や、「あの機能が搭載されていなかった」といった不満点などを紹介していきたいと思います。
この他にも、お盆休みならではなのかは不明ですが、片側1車線の無料高速区間にてあおり運転を受けたため、その内容についてもチェックしていきたいと思います。
ACCとLKASがそれぞれ単独で使用できる
今回、久々にWR-Vにて無料高速道路を利用していたところ、「そういえばクルコンとハンドル支援はそれぞれ個別で使用できるのか?」を確認してみたところ、何と個別で使用できることが判明(車線が緑色で起動し、ハンドル支援も入っている)。
トヨタや日産、三菱などの場合、レーダークルーズコントロールと車線維持支援システムはセットの場合だと利用することが可能なのですが、ホンダの場合、アダプティブクルーズコントロール[ACC]と車線維持支援システム[LKAS]は、それぞれ個別で利用することもセットで利用することも可能なんですね。
但し、新型N-BOX(JF5/JF6)や新型フリード(New FREED)の場合だと、ACCとLKASは別個で利用することができず、セットじゃないと利用することができないため、「おそらくWR-Vも、N-BOXやフリードと同じようにセットじゃないと利用できないんだろうなぁ…」と予想していたら、意外にも個別で利用可能。
ちなみにACCとセットで利用する場合、上の画像の通り、ACCの速度設定(71km/h)にて巡航していて、左右の車線も緑色に光っているのでLKASが起動していることが確認できます。
ただ、ホンダのACC機能はまだまだ課題が多く、特に減速時のギクシャク感や前方車両との車間の取り方が不自然だったりするため、「アクセル調整は自分自身で行い、車線からはみ出さないようにハンドル支援だけはしてほしい」という場合もあるため、そういったときに「ACCはOFFで、LKASはON」にできるのは便利だと思います。
9インチナビでも後席会話サポートが使用できないのは残念
続いて、WR-Vのディーラーオプションにて設定されるHonda CONNECT 9インチナビゲーションディスプレイについて。
WR-Vとしては最大サイズとなる9インチナビではあるものの、残念ながらこのナビでは、後席会話サポートが使用できません。
ちなみに後席会話サポートは、ナビのマイクに発話した声を、リアスピーカーで出力させることができ、音楽などを再生している場合でも、声が届きにくい後席の方とスムーズに会話ができるという機能。
特に高速道路などの速度が出やすくもロードノイズが大きいようなシチュエーションにて活躍する機能なのですが、先代N-BOX(JF3/JF4)の8インチナビでは採用されていたのに、なぜ新世代9インチナビでは機能が廃止されたのかは不明。
ちなみに、現行モデルで後席会話サポート機能が使用できるのは、11.4インチHonda CONNECTナビだけなので、このナビを搭載するにはZR-V Xグレード/ステップワゴン(New STEPWGN)/フリードの3車種だけになります。
WR-Vでも11.4インチナビが使用できれば…と思う一方、9インチでも後席会話サポート機能が使えたら良いのに…と思う方も多いのではないかと思います。