シエンタが売れ過ぎてヤバイ?新型 アルヴェルの追加受注は販売店によって条件が違い過ぎる。トヨタが2024年9月6日時点での最新工場出荷目途を更新
トヨタは今後、日本国内向けの生産を強化する可能性も?
トヨタが定期的に更新している、既存ラインナップモデルを対象とした工場出荷目途。
今回は、2024年9月6日時点での最新工場出荷目途が更新されているのでチェックしていきたいと思います。
ただその前に、私がいつもお世話になっているトヨタディーラーにて取材させていただき、何かと話題になっている主力モデルの受注再開と条件、主力モデルの長納期化についても紹介していきたいと思います。
何かと話題のアルファード/ヴェルファイアの追加生産枠に関して
まずはSNSや自動車情報誌でも話題となっている新型 アルファード(New ALPHARD, 40系)/ヴェルファイア(New VELLFIRE, 40系)の追加生産枠に関する受注再開について。
2024年10月~12月にかけて、追加で生産されるアルファード/ヴェルファイアですが(しかも最短納車は2024年10月下旬頃)、販売エリアや販売チャネルによって振り分け台数も異なり、更には販売方法もバラバラなので、特に販売方法に関してはメーカーではなく販売本部での方針によって大きく違いがあると予想されます。
但し、販売方法・条件に関しては「抱き合わせ商法」だったり「残クレ必須(一括購入不可)」「下取り必須」といった厳しい制約があると独占禁止法に抵触する恐れも。
ちなみに、私がいつもお世話になっているトヨタディーラーでは、「残クレ・ローン必須」だったり「メンテナンスパックなどのディーラーオプション必須」「下取りアリ」といった条件は一切ありませんでした。
ただ、ランクル300などと同じように「新車登録後1年間は、所有権を販売店が留保すること」「転売・輸出は禁止」といった条件付きで誓約書にサインするわけですが、こうした制約も独占禁止法に抵触する恐れもありますし、某ディーラーのような抱き合わせ商法で搾取したことで公取案件にまで発展したため、ランクル300から続く異常な条件・制約も何れも問題視されるときが来るかもしれませんね。
シエンタの納期は「半年以上」に延びている模様
続いて、トヨタのミニバンで唯一デイリーオーダーを受け付けているシエンタ(New Sienta)ですが、2024年8月下旬あたりから納期が大幅に後ろ倒しになっているそうで、同年9月初旬時点で購入・契約した場合、納車は2024年4月以降になるとのこと(トヨタディーラー談より)。
つまりは「納期半年以上」になるわけですが、月産台数が縮小されているわけでもないそうで、おそらくは全国的に受注台数が増えているものと予想されます。
ちなみに、2024年8月度の普通乗用車の新車販売・登録台数ランキングにおいて、シエンタは9,027台で2位と好調。
一方でランキングの上位常連であるカローラシリーズの10,541台(1位)に対して僅か1,514台、そしてヤリスクロス(New Yaris Cross)の生産停止の影響でランクダウンしたヤリスシリーズが8,901台(3位)なので、トヨタの売れ筋に一切負けることなく上位をキープできているのは凄いこと。
参考までに、シエンタの競合モデルであるホンダ新型 フリード(Honda New FREED)は、6,990台で全体の5位にランクインしています。