誰も指摘していないけど気にならない?三菱の新型デリカミニが納車されて15か月が経過。当初は「1年」だけの所有を考えていたが、こんなにも気に入るとは…

元々デリカミニは、そこまで長く所有するつもりは無かった

2023年6月に私に納車されて1年3か月(15か月)が経過した、三菱の新型デリカミニ (Mitsubishi New Delica Mini) T Premium[2WD]。

走行距離も9,000km近くにまで到達し、他に所有する車含めて全体的にバランスよく距離を伸ばしています。

当初本モデルが納車されたときは「所有期間は1年ぐらいにしよう」と考えていたものの、デザイン性の高さやアクティブな走り、そして他のSUV系ワゴンとは異なるしなやかな足回りの影響で所有満足度が高くなり、気が付いたら所有期間も1年を経過していたんですね。

今回は、本モデルが納車されてからの良い点や気になる点をいくつかまとめていきたいと思います。


デリカミニは乗れば乗るほど深みが増す乗り味

まずはデリカミニの乗り味について。

もともと軽トールワゴン系は、ホンダN-BOX Custom(JF3)のカタメにチューニングされた乗り味に慣れていたこともあって、デリカミニのマイルド寄りの乗り味にはちょっとした抵抗があったんですね。

基本的にマイルドな乗り味が苦手だった私としては(とにかく酔いやすい)、「デリカミニの乗る頻度は少なくなるかもなぁ」と思っていたのですが、何気に1年以上乗り続けていたら「慣れてくるとマイルドさが絶妙」に感じてきて、長距離移動でも疲れにくいと感じるように。

実際のところ、本モデルで往復280km以上の中~長距離移動を実施したわけですが、高速道路メイン&ドライビングサポートMi-Pilotのお陰でそこまでアクセルを踏むような行為は少なかったように感じますが、移動時間もあっという間で、変に酔ったりすることも無かったのは大きな発見でした。

「元々マイルドな乗り味の車が苦手だから、デリカミニの乗り味も苦手なままだろう」と思い込んでいた自分自身が恥ずかしく思えるほど。

ロングストロークでありながらも不快に思わない程度にショックを適度に抑える乗り味は、乗れば乗るほどに深みが増してくるような不思議さがありますし、ここまで当初の評価を大きく覆してくる軽トールワゴンは、現時点で本モデル以外に無いのでは?と考えています。

決して燃費は良くない

これだけ走りの良さが感じる一方で、デリカミニの燃費は結構悪め。

私が他に所有するホンダN-BOX Customターボ(JF5)[2WD]で生涯平均燃費が16.2km/Lで、ダイハツ・ムーヴキャンバス(Daihatsu New Move Canbus) Theory G[2WD]だと16.8km/Lなのですが、デリカミニはターボマイルドハイブリッドながらも14.1km/Lと結構低め。

おまけに、前回初めて往復280kmほどの長距離移動では、高速道路走行&100km/hの速度で走らせたこともあって燃費は「約13km/L」とかなり悪かったので、無給油で長距離移動があまりできないのは残念。

なお燃料タンク容量は、N-BOXと同じ「27L」になるため、仮に13km/Lの平均実燃費だったとして無給油での走行距離は350km程度ですから、毎月必ず走らせている往復470kmほどの長距離移動となると、途中で必ず給油することになるのはちょっと面倒に思うところです。

ピアノ調ブラックは線キズや指紋が目立ちやすい

続いては、デリカミニのピアノ調ブラック加飾部分について。

本モデルの内装に使用されているピアノ調ブラック加飾のオーナメントパネルですが、内ドアのサイドウィンドウ周りやセンターシフト周りなど、地味に触れるところに設けられているからなのか、軽い線キズはもちろんのこと、とにかく指紋が目立つんですね。

納車直後、SNSやYouTuberなどのインフルエンサーが推奨していたスマホまもる君でコーティング施工しましたが、あくまでもピアノ調ブラック加飾の表面にコーティングを施しただけで、決して傷や指紋から永久的に守るわけではなく、何度コーティング施工を繰り返しても簡単に線キズも指紋もついてしまうので注意。

ユーザーによっては、線キズを避けるために透明もしくはカーボン調のフィルムを施工する人も少なくはないので、カスタムを楽しむ意味でも今後検討してみるのも良いのかもしれません。

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