ホンダ新型シビックRSに試乗後、改めてシビックタイプR (FL5)に乗ってみる。「あのオプションの違いが明確」「ドア開閉やステアリングの重さ」等
(続き)ホンダ新型シビックRSを乗った後に、改めてシビックタイプR (FL5)に乗って見ての印象は?
引き続き、ホンダ新型シビックタイプR (FL5)に乗って見ての印象をまとめていきましょう。
乗り心地やブレーキフィールも全く異なる
続いては、シビックタイプR (FL5)の乗り心地やブレーキフィールについて。
乗り心地に関しては、シビックRSが18インチタイヤアルミホイールを装着し、FL5が19インチタイヤアルミホイールを装着するため、タイヤサイズや太さ、扁平率、サスペンションのチューニングも異なるので、乗り心地が両車で大きく異なるのは当然。
シビックRSは、どちらかというと上質寄りのグランドツーリングモデルなので突き上げが少なくてマイルドですし、FL5はサーキット志向でカタメなので、シビックRSに比べると突き上げもロードノイズも大きめ。
ブレーキフィールに関しても、フットブレーキの踏み始めた瞬間から制動力を感じるのがFL5であり、シビックRSは気持ち1割ほど踏み始めて制動力を感じるというレベルではあるものの、そもそもシビックRSでは高速道路やサーキットにて走らせたわけではないので、明確な比較は難しいところ。
だけど明らかにブレーキ力が高いのはFL5なので、この点はブレーキシステムや装備、スペックが異なるため当然と言えば当然。
例えは難しいですが、シビックRSのブレーキ性能で、FL5と同じ感覚でフットブレーキを踏んで停車すると、交差点の停止線をフロントボンネット分ぐらい超えてしまうというレベル(FL5だと停止線手前でしっかり止まれるイメージ)。
シビックタイプR (FL5)のステアリングフィールは重め
そして最後はステアリングフィール。
シビックRSだと、18インチでタイヤ幅が235mmだからなのか、交差点などで右左折する際のハンドリングはとにかく軽やか。
まさに街乗りに適した軽さなのですが、改めてFL5で交差点を右左折すると19インチでタイヤ幅265mmだと設置面積が大きくなる分「張り付いている」ような感覚になるため、ハンドリングも重め(あくまでシビックRSと比較して重く感じるだけで、FL5単体で見たら重すぎるということは無い)。
これが長距離移動になってくると、些細な差に感じていたものが徐々にストレスになることもあるため、先ほどもお伝えした通り、シビックRSはロングドライブに適したグランドツーリングモデルなのだと感じました。
1ページ目:シビックタイプR (FL5)とシビックRSでは、あのオプションにも差がある?