えっ、また?ホンダ新型ZR-V/シビック(FL)に約6万台の大規模リコール!更に新型アコード/オデッセイ、ベントレー・ベンテイガにもリコール
ステアリング関連の次は、ハイブリッドシステム関連の不具合
2024年10月3日、ホンダ新型ZR-V/シビック (Honda New Civic, FL)シリーズの2車種・計97,543台にパワーステアリング関係の大規模リコールが届け出されたばかりですが、その1週間後となる10月10日に、新たにZR-V/シビックのハイブリッドe:HEVモデルとなる2車種・計62,844台に大規模リコールが届け出されています。
不具合内容としては、ハイブリッド車において、高圧燃料ポンプ構成部品の加工工程が不適切なため、加工時の金属粉が当該ポンプの構成部品と加工治具の間に噛み込むものがあるとのこと。
そのため、加工部端面に亀裂が発生し、そのまま使用を続けるとポンプ作動時の振動で亀裂が貫通し、燃料漏れに至るおそれがあるとしてリコールを届け出ています。
対象モデルをチェックしていこう!
気になる対象モデルは以下の通り。
これによる事故は起きていないものの、既に4件もの不具合例が報告されており、市場からの情報により明らかになっています。
【リコール対象モデル一覧】
[対象型式/対象車台番号/製作期間/対象車台数][ZR-V]
・6AA-RZ4/RZ4-1000039~RZ4-1028232/令和 4 年 10 月 19 日~令和 6 年 5 月 27 日/28,194台・6AA-RZ4/RZ4-1100001~RZ4-1107545/令和 6 年 5 月 27 日~令和 6 年 9 月 11 日/7,545台
・6AA-RZ6/RZ6-1000038~RZ6-1012969/令和 4 年 10 月 19 日~令和 6 年 5 月 27 日/12,932台
・6AA-RZ6/RZ6-1100001~RZ6-1103390/令和 6 年 5 月 27 日~令和 6 年 9 月 6 日/3,390台
[シビック]
・6AA-FL4/FL4-1000035~FL4-1006601/令和 4 年 6 月 2 日~令和 5 年 9 月 25 日/6,567台・6AA-FL4/FL4-1100003~FL4-1103596/令和 5 年 10 月 12 日~令和 6 年 7 月 3 日/3,594台
・6AA-FL4/FL4-1200010~FL4-1200631/令和 6 年 8 月 8 日~令和 6 年 9 月 9 日/622台
改善措置としては、全車両、高圧燃料ポンプ付近のHC濃度を測定し、濃度が基準を超えているものは対策品と交換するとのことです。
自身が所有する車がリコールに該当しているか否かをチェックする方法は?
今回のリコールについて、自身が所有している車が不具合等の対象になっているかどうかを確認する方法として、上の画像の車検証の車台番号記載場所をチェックし、「ホンダのリコール等情報対象検索サイト」にてアクセスし、その車台番号を入力することで確認可能です。
最悪の場合、メーターのシステム警告灯が点灯しない恐れアリ
続いて、中国生産となったホンダ新型オデッセイ(New Odyssey)の1車種・計12,190台にリコール。
不具合内容としては、コンビネーションメータの警告表示プログラムが不適切なため、踏み間違い衝突軽減システムの各機能(近距離衝突軽減制動機能、誤発進抑制機能及び後方誤発進抑制機能)の故障時に、コンビネーションメータ内のブレーキシステム警告灯が点灯しないとのこと。
そのため、協定規則第13H号に適合しないとしてリコールを届け出ています。
対象モデルをチェックしていこう!
気になる対象モデルは以下の通り。
これによる事故や不具合は起きていませんが、取引先からの情報により明らかになっているそうです。
【リコール対象モデル一覧】
[対象型式/対象車台番号/製作期間/対象車台数][オデッセイ]
・6AA-RC5/RC5-1000047~RC5-1012765/令和 5 年 10 月 24 日~令和 6 年 9 月 2 日/12,190台
改善措置としては、全車両、コンビネーションメータの警告表示プログラムを対策プログラムに書き換えるリコール作業を実施するとのことです。