遂にレクサス新型LX700hが世界初公開!更に改良型LXも2024年10月10日に発表。現行LX600オーナーが気になる・不満ポイントを挙げてみる
長らく受注停止中だった新型LXの一部改良版が遂に発表!
2022年1月に発表・発売されて2年9か月近くが経過した、レクサスのフルモデルチェンジ版・新型LX600ですが、遂に2024年10月10日に一部改良版を発表。
更に、以前より噂されていたV6ツインターボエンジンをベースにハイブリッドモデルの新型LX700hも世界初公開しました(ハイブリッドモデルの具体的なスペックや燃費性能までは不明)。
改良型LX600/LX700hに関しては、2024年末以降より発売予定とのことですが、現時点ではグレード別価格帯は不明なままとなっています。
改良型LXの改良・変更内容をチェックしていこう
それでは早速、2025年モデルとなる新型LXの改良・変更内容を見ていきましょう。
やはりレクサスのフラッグシップSUVということもあって、その改良内容は前期オーナーからすると一部涙目レベル。
商品力はかなり向上していると思います。
【(2025年)新型LX600/LX700hの改良・変更内容一覧】
[LX700h]
◇LX600のパワートレインをベースに初のパラレルハイブリッドシステム採用(10速AT)
※万が一ハイブリッドシステムが停止した場合にもスタータでのエンジン始動が可能、オルタネータで発電した電力を12V補器バッテリーへ供給することでエンジンのみでの退避走行を可能とする初のシステム◇1,500Wまたは2,400W(地域によって異なる)のAC100Vコンセントを完備
◇TNGA-Fプラットフォームの改良
→専用クロスメンバーを新設
→リヤフロアへのハイブリッドメインバッテリー搭載に合わせ、スペアタイヤ位置変更の為にスペアタイヤクロスを新設◇LX700h専用のエレクトロシフトマチックの採用
◇LX700hの主要諸元
・ボディサイズ:全長5,100mm×全幅1,990mm×全高1,885mm~1,895mm
・ホイールベース:2,850mm
・車両重量:2,780kg
・パワートレイン:排気量3.5L V型6気筒ツインターボハイブリッド
[LX600/LX700h共通]
◇新グレードOVERTRAILを設定
◇剛性向上や新構造のキャブマウントクッション、AVSの進化
◇12.3インチフル液晶メーターの採用
◇フロント席リフレッシュシートの採用(EXECUTIVEはドライバー席)
◇置くだけ充電を進化
→急速充電に対応すると共に、従来型ではリヤセンターコンソールのみだったEXECUTIVEについて、フロントセンターコンソールにも設定を追加◇Lexus Safety Sense + 3.0にアップデート
→プロアクティブドライビングアシスト[PDA]追加
→プリクラッシュセーフティ[PCS]のアップデート
→レーダークルーズコントロール(全車速追従機能付き)のアップデート
→レーンディパーチャーアラート[LDA]の追加
→ドライバー異常時対応システムの追加◇Lexus Teammate(レクサスチームメイト)の追加
→アドバンストドライブ(渋滞時支援)の採用
→アドバンストパークの採用(LX700hのみ)
基本的な改良・変更内容としては以上の通りとなります。
ちなみにリーク情報によると、LX700hのシステム総出力は457hp/システムトルク790Nmを発揮するそうで、カタログ平均燃費は8.5km/Lに到達するとのこと。
LX600のWLTCモード平均燃費が8.0km/Lになるため、もはや誤差レベルと捉えた方が良いとは思いますが、個人的には高速道路を中心としたロングドライブ時に、どれだけの燃費をたたき出し、無給油で何km走れるのかが気になる所です。
こうして見ると、LX600/LX700hの共通部分においては、特にLSS+がアップデートされ、GX/NX/RX/LBXにようやく追いついたという感じでしょうか。
12.3インチフル液晶メーターも、賛否は大きく分かれると思いますがカスタムし甲斐はありそう(個人的にはオプティトロンのアナログメーターは残してほしかったと思っている)。
2ページ目:新グレードOVERTRAILの追加により、あのグレードは廃止?現LXオーナーが思う「一番改良してほしいこと」とは?