ホンダ新型シビックタイプR (FL5)でワインディングを走らせると燃費は悪いのか?全く同じ道を走らせても「走行モードの違い」で燃費は変化するのか比較
結論から言えば、シビックタイプR (FL5)はワインディングでも驚くほどに燃費が良かった
2024年2月に私に納車されて8か月以上が経過した、ホンダ新型シビックタイプR (Honda New Civic Type R, FL5)。
前回のブログでは、FL5で久々にワインディングを走らせてのインプレッションをまとめていきましたが、その区間での平均燃費を公開していませんでした。
この他にも、全く同じ道を走らせてみて「ドライブ(走行)モードによって燃費がどの程度変化するのか?」も検証していますので、こちらも紹介してきたいと思います。
ワインディングではオール「COMFORT」モード!それでも十分スポーティに走れる
まず、今回ワインディングを走らせる上での条件については以下の通り。
➀走行モードはオール「COMFORT」モード
②走行時間は日中で、周りの流れに合わせて走らせる(登坂車線もあったが、無理な追越しや加速はしない)
③下りは可能な限りシフトダウンによるエンブレが中心(あまりフットブレーキは多用しない)
④外気温は20度前半~中盤なので、エアコンはOFF(窓を開けた状態)
そこまで目立ったような条件は付けていませんが、できるだけスタンダードな走り方で、周りに迷惑をかけず自分なりに楽しく走れるようなスタイルで流していくことに。
その結果として、往復での燃費性能は次のようになりました。
ワインディングを流した時の往復平均燃費
ワインディングを走らせた際の燃費性能は以上の通りとなります。
上の画像は、ホンダオーナーズアプリのHonda Total Careにあるマイカーログより抽出したデータになりますが、赤四角部分が往路で、黄色四角部分が復路になります。
[往路]
走行距離:72.3km
平均燃費:14.3km/L
ガソリン消費量:5.1L
走行時間:84分
[復路①]
走行距離:4.0km
平均燃費:8.4km/L
ガソリン消費量:0.5L
走行時間:7分[復路②]
走行距離:43.2km
平均燃費:16.4km/L
ガソリン消費量:2.6L
走行時間:46分[復路③]
走行距離:39.5km
平均燃費:16.3km/L
ガソリン消費量:2.4L
走行時間:49分
[往復]
走行距離:159.0km
平均燃費:15.0km/L
ガソリン消費量:10.6L
走行時間:186分
以上の通りとなります。
上りメインの往路でも14km/Lは十分優秀
往路は基本的に登坂車線の多い上りがメインでしたが(いわゆるヒルクライム)、日中でおまけに休日ながらも信号のない峠道なので、交通の流れも良いことから14km/Lを超えるような燃費を実現。
特に燃費を意識するような走りはしていませんでしたが、登坂車線でそこまで速度がノッていなくとも、6速固定で走らせることができ、おまけにノッキングもせずに快適な加速ができるのはFL5の魅力の一つだと思います(ホンダのお家芸を見せつけられた感じ)。
下りはアクセルOFFによるエンブレが多かったためか、16km/L超えに
一方で復路の方は、下りが非常に多かった上に、前方には複数台の車が走っていた関係でアクセルを踏み込むようなシーンは少なかったですし、できる限りアクセルオフとシフトダウンにエンブレを活用して減速。
下りで若干オーバースピードであっても、3速 → 2速にダウンしたときの回転数を合わせるレブマッチが気持ち良く(多分5,000rpm~6,000rpmまで回ってる)、おまけに急減速するような挙動ではないところも絶妙ですし、高い回転数のサウンドを聞きながら下っていくのもFL5の楽しく感じるポイント。
結果的に、往復での平均燃費は15.0km/Lと、カタログのWLTCモード平均燃費12.5km/Lを大きく上回る数値となりましたし、楽しい走りをしていて無給油700km近く走れるような燃費なのも、FL5の特筆すべきポイントなのかもしれません。