日産スカイラインGT-R R34のレストモッドプロジェクトが遂にアメリカでも販売!最新技術で新車のような美しさに→但し価格は日本円で約6,850万円から
エンジンもRB26からN1 24Uにスワップ可能で大幅パワーアップ!
日本製スポーツカーの中でも圧倒的な人気を誇る日産スカイラインGT-R (Nissan SKYLINE GT-R)。
更にそのなかでも、映画「ワイルド・スピード」にてブライアン・オコナーが駆るスカイラインGT-R R34の人気は凄まじく、日本国内においても新車価格の約10倍(5,000万円~8,000万円)にて取引されるほど。
ただその一方で、高額値で取引されることや、日本製の右ハンドルスポーツカーであることからアメリカの一部に適用されている怪規制「25年ルール」により、スカイラインGT-R自体が神格化されたために盗難被害も相次いでいます。
そんなスカイラインGT-R R34に対し、合法で「新車のような美しさに仕上げる、更にパワーアップしたレストモッドプロジェクト」がアメリカ向けにも導入されました。
既に日本でも販売されているR34のレストモッドプロジェクト
こちらが今回、アメリカにも導入されるレストモッドプロジェクト「Built By Legends(BBL)」のスカイラインGT-R R34。
BBLというプロジェクトは、日本製のネオクラシックカーを対象にレストモッド車両を製作していて、特に1980年代~1990年代の名車たちを、最新技術によってリノベーションしてきました。
その中でも、日産スカイラインGT-Rシリーズが多く手がけられ、今回のR34だけでなくR33/R32といったモデルも多数対応。
過去にも、スカイラインGT-R R34のレストアプロジェクトに関する記事を紹介しましたが、まさかこのプロジェクトがアメリカ向けに導入・販売されるのは意外でした。
ちなみに今回のR34のレストモッドは、日本の老舗チューナーであるMine’sと共同で製作されています。
内容としては、基本的に日本向けと同じではありますが、むき出しのシャシーは機械でスキャンされ、工場出荷時の完璧な形状になるまで調整されるとのこと。
次にシャシーがウェットブラストされることで、金属むき出しになる前に、シャシーが所定の位置に保持された状態で、再設計された新しいストラットタワーが取り付けられます。
400か所にも及ぶスポット溶接の増し打ちにより、剛性を大幅に向上!
その後、美しい状態のシャシーに塗装を施す前に、400箇所にも及ぶスポット溶接が施されるわけですが、この増し打ちによりシャシーが大幅に強化され剛性も最新の基準へとアップデート。
その後、5層にも及ぶボディ塗装が施され、新品同様もしくはそれ以上の品質へとアップデートされるスカイラインGT-R R34に仕上げられます。
ナットやボルトといった締結部品も全て新品に交換
BBLによれば、車を固定するナットやボルトは「すべて新品」に交換されるとのことで、部品は可能な限り粉体塗装されており、ブッシングやベアリングを含むサスペンション部品はすべて新品に交換されるため、見た目だけに終わらず品質や耐久性、信頼性が向上されるのもポイント。
更に、ハンドリングや乗り心地のバランスをとるために、日本のサスペンション専門企業であるアラゴスタの「タイプSスポーツサスペンション」を採用。
ホイールは、当時のモデルを再現するレイズ製18インチアルミホイールが採用され、フロントにはAPレーシング製6ピストンキャリパー、そしてリアには4ポットキャリパーがインストールされています。
なおタイヤ銘柄は、ブリヂストン製ポテンザ71RSタイヤを装着し、このタイヤを採用することで「乗り心地はこれまで以上にスムーズ」になるそうです。