結局どうなん？レクサス新型LX600のサービスキャンペーン後「0-100km/h加速」検証は予想外の結果に！トヨタ・ランドクルーザー300とも比較

2024-11-17

レクサス新型LX600のサービスキャンペーン前後で0-100km/h加速時間は変わるのか？

前回のブログにて、2023年5月に私に納車されたレクサス新型LX600ベースグレード・3列7人乗り[4WD]の18か月点検に加え、エンジン出力関係のサービスキャンペーンを対応していただくことに。

ちなみに不具合内容としては、エンジンコントロールコンピューターにおいて、制御プログラムの検討時に、冷却ファンの作動によるエンジン出力への影響を考慮できていなかったため、アクセル全開付近で仕様通りのエンジン出力がでないというもの(※)。
※エンジン出力への影響はわずかであり、車は問題なく乗ることが可能

そのため、作業内容としてはエンジンコントロールコンピューターのプログラムを修正するとのことで、作業時間はプログラム修正に約45分～1時間ほどかかるそうですが、この改善措置によってLX600のパフォーマンスが向上するのであれば魅力的。

っということで、早速サービスキャンペーン前後でのLX600の0-100km/h加速時間を検証していきたいと思います。

サービスキャンペーン”前”の0-100km/h加速時間は？

まずはサービスキャンペーン”前”に撮影していた0-100km/h加速時間を見ていきましょう。

検証・撮影に協力していただいたのは、いつも大変お世話になっているYKTV【photograph】【car】チャンネルさん。

走行モードは、可能な限りトルクを引き出す形で回転数を引っ張るSPORT S＋モードにて検証。

その結果として、0-100km/h加速時間は「7.48秒」となりました。

サービスキャンペーン”後”の0-100km/h加速時間は？

続いては、サービスキャンペーン”後”の0-100km/h加速時間を見ていきましょう。

走行モードは変わらずSPORT S+モードなのですが、燃料残量がサービスキャンペーン前よりも明らかに少ないため、概ね40kg～50kgは軽い状態で検証しているでしょうから、明確な比較ではないので予めご了承ください。

ちなみにサービスキャンペーン”後”の0-100km/h加速時間は「7.19秒」となり、先程のサービスキャンペーン”前”に比べて0.29秒速くなっているのが確認できますので、もしかするとパフォーマンスの影響はあるのかもしれません。

走行モードで0-100km/h加速時間は変わるのか検証！まずはECOモードから

せっかくなので、サービスキャンペーン後ではありますが走行モードによって0-100km/h加速時間が変化するのかも検証してみることに。

まずはECOモードですが、0-100km/h加速時間は「7.16秒」という結果に。

まさかのSPORT S＋モードに比べて0.03秒速い結果になろうとは…

COMFORTモードでの0-100km/h加速時間は？

続いてはCOMFORTモードでの0-100km/hの加速時間を検証していきましょう。

時間としては「7.04秒」で、先程のSPORT S＋やECOモードよりも一番速い結果となりました。

燃料残量やアクセルの踏み込みのタイミング、当時の路面やタイヤ状況など、様々な要因が重なっての記録になるため、あくまでも参考程度の記録にはなりますが、何れにしてもサービスキャンペーン前よりも加速性能が向上している可能性は考えられるかもしれませんね。

LX600、ベタ踏み0-100の走行モード比較！どのモードが一番速いのか？レクサスLX600に搭載された、V6 3.5ℓツインターボエンジンの加速性能をプログラム変更前後で比較してみた！

ちなみにこちらの動画が、今回のサービスキャンペーン前後での0-100km/h加速時間の比較・検証となります。

プログラム変更で速くなる！？ランドクルーザー300のサービスキャンペーン前後でアクセル全開0-100ベタ踏み比較！【ランクル300】全開付近のエンジン出力は上がったと感じられるのか？

なお参考までに、こちらはトヨタ・ランドクルーザー300のサービスキャンペーン前後による0-100km/h加速時間の比較動画。

結果としては…

サービスキャンペーン前：7.17秒

サービスキャンペーン後：7.13秒

変化したのは僅かに0.04秒ですが、若干の計測誤差もあったりしますし、サービスキャンペーン前は燃料残量が約半分(40Lぐらい)、サービスキャンペーン後は燃料残量がほぼ満タン状態(80Lぐらい)で計測しているため、全く同じ条件ではないことにも注意してください。

そう考えると、車体総重量で約40L分の違いがあるため、サービスキャンペーン後でも燃料残量を約半分にして計測すれば、更なる時間短縮が見込めるかもしれませんね。

2ページ目：レクサスLX600／トヨタ・ランドクルーザー300共にサービスキャンペーン前後での0-100km/h加速時間の比較まとめ！走行モードによる燃費の違いは？