滋賀県でレクサス新型LX600が盗難被害!フルモデリスタ&総額1,750万円だがセキュリティは?案の定YouTubeのコメント欄は「辛辣な意見」がほとんど

2024年はランクル300やLX600の盗難被害が一気に増えた気がするが…

2024年に入ってからは、SNSやニュースでは自動車の盗難被害に関する投稿・報道が多くなり、特にトヨタ・ランドクルーザー (Toyota Land Cruiser)/アルファード (ALPHARD)/クラウンシリーズ (Crown)、そしてレクサスLXなどの高級車の盗難被害が相次いでいます。

そして今度は、滋賀県日野町にて総額1,750万円のレクサス新型LX600が盗まれる事件が発生したとのことで、その一部始終がYouTube動画にて投稿されています。

この事件はANNNewsチャンネルが公開しているもので、被害者の住宅内駐車場に設置された監視カメラが捉えた映像より明らかになっています。


被害者宅の駐車場は、シャッター付ガレージではなく屋根付きのカーポート

こちらが2024年12月20日の午前0時過ぎ、滋賀県日野町の住宅駐車場にて発生したレクサスLX600の盗難の一部始終となります。

報道内容によれば、日野町の住宅ガレージに停められていた約1,750万円相当のレクサスLXが盗まれたとのことで(価格帯から考えて新車ではなく中古で購入?)、その両サイドにあるトヨタ・ヴォクシー (Toyota Voxy)やレクサスRXはそのままスルー。

今までにない新たな盗難手口?

犯人は男2人組だと予想され、住宅敷地内に侵入してから僅か数分程度でLX600のエンジンを始動。

ちょっと衝撃だったのは、左前輪のタイヤハウスを破壊するのではなく、何やらフロントグリルをゴソゴソしたあとにキーロックを解錠&エンジン始動しているため、新手の盗難方法なのかもしれません。

現時点で知られている主流の盗難手口は、ゲームボーイ(通称:キーエミュレーター)やCANインベーダー、リレーアタックなどが挙げられますが、これらの手法とは全く別である可能性も高そう。

被害者の生活パターンは、以前から監視されていた恐れがある?

なお、この住宅の持ち主である57歳の男性によれば、「朝にクルマが盗まれたことに気付き通報」したとのことですが、おそらく住人が寝静まったタイミングでの犯行だと思われ、以前から窃盗団によってマークされていた恐れも。

しかも朝になるまで気付かなかったということは、MY TOYOTA+/MY LEXUSのセキュリティ通知が来なかった恐れが高そうですし、そういった細かな突破口を見出した新たな手法なのかもしれませんね。

盗難対策は物理的なハンドルロックのみ

そして肝心のセキュリティ対策ですが、報道によれば「ハンドルにも別の鍵が取り付けられいてた」とのことから、おそらくは物理的なハンドルロックのみ。

ハンドルロックはグラインダーなどで簡単に切断できてしまうため、ほんのわずかな時間稼ぎにしかならない上に、キーを解錠されている時点で「盗難防止」でも「盗難対策」にも一切なっていないんですね。

もちろん、相手の車両を盗む犯人が一番悪いことは周知の事実ではありますが、自身の愛車を守る意味でもシステムセキュリティやシャッター付ガレージを設けておく必要はあったかもしれませんね。

2ページ目:今回の窃盗事件が報道され、YouTubeのコメント欄は「匿名性を盾」に辛辣な内容ばかり?