ホンダ新型フリード e:HEV CROSSTAR (GT6)が納車されてからの気になる点。「HEVはガソリン車に比べてエアコンの効きが悪い?」「冬のHEVの燃費は期待できない」等
(続き)ホンダ新型フリードの気になるポイントや不満に思うことをチェック
引き続き、ホンダ新型フリード e:HEV CROSSTARが納車されてからの気になるポイントや不満に思うことをまとめていきましょう。
冬場の燃費はほとんど期待できない
続いて、冬場・降雪時のフリードのリアルな燃費情報について。
フリードのカタログ燃費としてはWLTCモード平均燃費が25km/Lを超えていますが、一方で気になるのは冬場や雪道を走らせた場合の燃費性能。
いわゆる燃費が悪化するような性能に関しては、どの自動車メーカーもカタログには掲載しませんが、実際に雪道やエアコンをガンガンに効かせて走らせた場合の平均燃費は15km/L~16km/Lがほとんど。
乗員人数や走行する時間帯など、条件によって信号によるストップ&ゴーの少ない、車通りの多い国道を走らせるとなると20km/L~22km/Lになることもあるのですが、その条件も稀。
特に助手席や後席に人を乗せていると車体重量が重くなり、おまけにタイヤはスタッドレスタイヤで燃費も悪化、エアコンもガンガンに効かせないと冷え込むので燃料はどんどん消費していきます。
特に4人乗車のときは20km/Lを超えることはほとんど無いため、「冬場のハイブリッドモデルの燃費は期待しない方が良い」というのが、実際に雪国に住む人間の本音ではあります。
降雪時&夜間時のヘッドライトはそこまで明るくない
続いては、降雪時&夜間走行時のヘッドライトの明るさについて。
これもフリードに限らず、特にLEDヘッドライトを搭載するモデルの多くに言えることだと思うのですが、LEDヘッドライトの輝度は高いものの、ほとんど熱を持たない関係で、冬場の凍結による影響や、雪がヘッドライトレンズに付着した場合、ヘッドライトの熱で溶かすことができないため、仮にハイビームが作動しても雪によって遮られてしまい明るさを感じにくいんですね。
特に雪道を走行中は、前方車両が撒き上げた雪が後続のフロントバンパーに付着してしまい、まるでマスクをしているかのような構図になるため、そうなってしまうとヘッドライトどころかフロントカメラやフロントコーナーセンサーも働かないので大変。
雪道走行のときこそ、予防安全装備やドライビングサポートが全く使えず、自分自身の運転技術が試される瞬間でもあるので、常に安全意識を持ちつつ、周りの動きを俯瞰できるように更に運転技術を高めていきたいところです。
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