トランプ米大統領による自動車関税25%引き上げにより、トヨタ/レクサス/日産/スバルの国内向け納期が大幅短縮される可能性?ランクル250や新型LX、フェアレディZ (RZ34)等
米トランプ関税の影響により、日本向けの納車時期や相場も大きく変化する?
2025年3月27日、アメリカのドナルド・トランプ大統領が「アメリカ外で製造された全ての輸入車に25%の関税を課す」と発表し大きな話題となっています。
当初はメキシコやカナダのみとの情報でしたが、日本や欧州など、いわゆるアメリカ以外の全ての国から輸入される車両を対象に25%へと大幅に引き上げることになります。
これにより、各国の自動車メーカーがアメリカを主要ターゲットとしている場合、今後の輸出・生産・出荷・販売台数を大幅に制限、もしくは自国向けの生産を大幅に強化する可能性が出てきます。
日本の自動車メーカーだと、トヨタ/レクサスは国内向けの生産が強化され納期が大幅短縮される?
まず、日本の自動車メーカーで最も大きな影響を受けると予想されるのがトヨタやレクサス、そして日産でしょう。
特にトヨタの場合は、アメリカ専売となるピックアップトラックやSUVもラインナップしていますし(アメリカで生産されるモデルでは別ですが、パーツがアメリカ外からの輸入となると関税が25%となる恐れも?)、特に日本国内では長納期化しているモデルが、「アメリカで生産されない分、日本向けの生産を強化する」として、大幅な納期短縮につながる可能性も高そう。
あとは、日本向けの供給過多により中古車相場はもちろんのこと、リセール面でも大きく影響するでしょうから、特にランクル250やハリアー、RAV4、そしてカローラクロスといったSUV系は影響を受けるかもしれませんね。
トヨタのラインナップモデルで影響を受けそうなのは?
なお、これはあくまでも私の勝手な推測なので(大きく予想が外れる恐れもあるので流し見する程度で抑えてほしいのですが)、トヨタの場合だと、以下のモデルが大幅短縮する可能性が考えられそうですね。
●GRヤリス
●GRカローラ
●GRスープラ
●プリウス
●クラウンクロスオーバー
●クラウンエステート
●カローラツーリング
●カローラセダン
●カローラスポーツ
●カローラクロス
●ハリアー
●RAV4
●ランドクルーザー250
以上の通りとなります。
特にこれらのラインナップで大幅に短縮されそうなのが、ランドクルーザー250でしょうか。
排気量2.4L 直列4気筒ターボエンジン+デュアルブーストハイブリッドをラインナップするアメリカ市場では、今回の自動車関税25%にアップすることで、国内向けに大きくシフトすることも考えられそう。
アメリカをメインターゲットにしているレクサスは更に大きな影響・打撃を受ける恐れも
続いてレクサスも見ていきましょう。
レクサスは元々アメリカ向けとしてラインナップされていた高級ブランドですし、今回の関税アップで大きな痛手となるかもしれません。
具体的には、以下のモデルが影響を受けて日本国内向けの納車が早まるのでは?と予想しています。
●LX700h/LX600
●GX550
●RX350/RX350h/RX450h+/RX500h
●RZ300e/RZ450e
●NX350h/NX350/NX450h+
●UX300h/UX300e
●IS300/IS300h/IS500
●ES300h
●LS500/LS500h
●LC500/LC500h/LC500コンバーチブル
●RC300/RC300h/RC350/RC F
以上の通りとなります。
ほぼ全てのモデルが対象となりそうですね…新型LX600/LX700hは中東市場のウェイトが大きいと予想されますが、それでも日本向けの納期や相場も変動する可能性が高そう。
これらのモデルが日本向けに優先されることで納期の大幅短縮も期待できますが、一方でLXやRXのような「投機・転売目的」「リセール重視」で契約されている方からのキャンセルも多くなりそうかも?