一部改良版・レクサス新型LBXで見落とされている改良・変更内容は?IS500 F SPORT Performanceも受注停止?2025年5月16日時点での最新工場出荷目途も更新
レクサスのラインナップモデルも徐々にアップデートへ
レクサスが定期的に更新している、既存ラインナップを対象とした最新工場出荷目途に加え、今回は新グレードとして追加されたLBX Activeのちょっとした追加情報に加え、他のラインナップモデルの気になる情報をチェック。
特にLBXに関しては、以前より何かと話題になっていた補機バッテリー上がり改善のため、バッテリー容量が僅かにアップしていたことが判明しています。
この他にも、トヨタ/レクサスの公式プレスリリースでは公開されていない、LBXに関する情報をチェックしていきましょう。
2025年5月15日に発表・発売されたばかりとなる改良型LBXと新グレードActiveについて
まずは、2025年5月15日に発表・発売されたばかりとなる改良型LBXの改良・変更内容と、新グレードとなるActiveについて見ていきましょう。
【(2025年)一部改良版・新型LBXの改良・変更内容一覧】
■リヤショックアブソーバーのシリンダサイズを拡大させ減衰力やEPSを最適化することで、段差通過時の突き上げのしなやかな受け止めと振動の収まりの良さを実現させ、操縦安定性と乗り心地を向上
■フロントアクスルの車両前後方向の動きを抑制し、ロードノイズを低減
■ANC(アクティブノイズコントロール)を全モデル標準設定しフェンダーに吸音材を追加するなどエンジンノイズを抑制することで、高い静粛性を向上
■ヘッドアップディスプレイ[HUD]のサイズ拡大
■補機バッテリーの容量拡大(35Ah → 39Ah)
■新グレードActiveを追加
+ボディカラーは全6色をラインナップ
+シート表皮は合成皮革L-tex
+ブラック基調の内装に、レッドのカラードステッチを縫合
+ブラックのブレーキキャリパー(Coolと同じ装備内容)
以上の通りとなります。
本来であれば、今回の一部改良での重要トピックスは補機バッテリー容量のアップデートだと思うが…
既にプレスリリースにて記載されている内容と概ね同じなのですが、地味に記載されていなかったのが「ヘッドアップディスプレイのサイズ拡大」「補機バッテリー容量の拡大」。
特に補機バッテリーに関しては、既にSNSでもバッテリー上がりに関する報告が相次いでいるため、トヨタ/レクサスとしては「新規・既存ユーザーの不安を払拭する」意味でも、改良・変更概要にバッテリー容量の拡大は記載すべきだったと思うんですよね。
しかも初期型が納車されているオーナーに対しては、「バッテリー上がりが起きた場合、ディーラーに申告のあったユーザーのみ対応」など、「指摘されるまで対応しない」受け身な姿勢なのも問題。
本来であれば、メーカーから各ユーザーに提案することで安心感を与えるのも一つなのでは?とも思いますし、”シレッ”と一部改良で「今回の問題を無かったこと」にしようとする姿勢ってどうなの?と思ったりもします。
そろそろIS500 F SPORT Performanceも生産終了か?
続いては、排気量5.0L V型8気筒自然吸気エンジンを搭載するIS500 F SPORT Performanceについて。
こちらは、私がいつもお世話になっているレクサスディーラーからの情報によると、既に2025年モデルのIS500の受注停止済で、2026年モデルが最後になるのでは?とのこと。
現時点では、IS500 F SPORT Performanceをベースにした最後の特別仕様車が登場するかは不明ながらも、仮に登場するのであればRC/RC Fのようにファイナルエディション (Final Edition)が登場する可能性が高そうですね。
一部カーメディアの報道によれば、足回りにブレンボ製ブレーキキャリパーを装着するとの情報もありますし、もしかするとこのブレンボ製ブレーキキャリパーや専用アルミホイール、一部カーボンパーツを装着したモデルが、最後の特別仕様車として登場してくるかもしれませんね。
ファイナルではなくクライマックスを迎えるIS500
ちなみに、私もIS500 F SPORT Performanceが納車されて既に2年が経過しましたが、今のところ売却の予定は無し。
もしもファイナルエディション(正式には2025年6月にIS500 F SPORT Performance クライマックスエディションがデビュー予定)が登場するのであれば、現在のIS500と入れ替えできればと思いますし、正真正銘最後のV8 NAとして登場するのであれば、台数限定で抽選であっても申込したいところです。