フルモデルチェンジ版・日産の新型エルグランド (E53)に関する情報が一部判明!ボディカラーはモノトーンだけでなく2トーン及びバイトーンの設定も有りか

少しずつ明らかになってきた次期エルグランド (E53)

2025年度内に実車が公開され、2026年度に発売予定となっている、日産のフルモデルチェンジ版・新型エルグランド (Nissan New Elgrand, E53)。

既に先行ティーザー画像が公開され、フロント・リア共にセンター直結式の一文字LEDが採用されることが確定し、フロントLEDデイライトの一部には、アメリカ市場向けとして販売される次期ローグ (New Rogue, T34)のような、OLED風のデイライトが設けられることも判明しています。

そんな次期エルグランドですが、おそらく世界初公開時期は、2025年秋頃に開催予定となっているジャパンモビリティショー2025が濃厚で、量産モデルというよりも、コンセプトモデルもしくはプロトタイプモデルとしてデビューする可能性があり、エクステリアだけでなく内装、そしてボディカラーもある程度明らかになるのではないかと推測しています。

そして今回、次期エルグランドについて、私がいつもお世話になっている日産ディーラーとメーカーとの製品勉強会があったとのことで、その際に同車に関する一部情報が展開されたそうです。


パワートレインはe-POWER一択のみの可能性大

まずは、次期エルグランド (E53)のパワートレインについて。

お世話になっている販売スタッフさんの情報によると、次期エルグランドのパワートレインに関する説明があった際、ガソリンモデルの話は一切無く、シリーズハイブリッドe-POWERのみの話だけだったとのこと。

つまりは、エクストレイル (T33)やノート/ノートオーラと同じくe-POWERのみのラインナップとなる可能性が高いそうです。

ガソリンモデルの設定が無ければ、スタートプライスが大幅に引き上げられることは避けられない

まだ最終的に確定した情報ではないにしても、ガソリンモデルに関しては、既にC28セレナにてラインナップされている関係で、次期エルグランドではミドルサイズミニバンとの差別化を図ることや、カーボンニュートラルの目標達成も込めてe-POWERのみに設定してくるのも何となく理解できるところ。

ただ、そうなると車両本体価格並びにスタートプライスが大幅に高くなるのも避けられないですし、前回のブログでもお伝えした通り、第3世代e-POWERの開発コストが当初の計画よりも大幅に上がっているとの情報から、材料費並びに物流費の高騰も理由に入れて高額値で販売されることは覚悟した方が良いかもしれません。

第3世代e-POWERで懸念しているポイントは?

ちなみに、次期エルグランドに搭載されるパワートレインは、日産公式プレスリリースにもある通り、新開発の排気量1.5L 直列3気筒エンジンを発電機として、第三世代のシリーズハイブリッドe-POWERが採用されることが決定しているわけですが…

●高速道路や上りメインの峠などの電欠問題は大丈夫なのか?

●第3世代e-POWERは、初代e-POWERに比べて平均燃費が20%。高速道路では15%、市街地では9%燃費性能が向上しているとのことだが、エルグランドのような車体重量の重いミニバンでも、同様の性能を得ることができるのか?

●現行エルグランド (E52)の直4エンジン及びV型6気筒エンジンに匹敵するような加速性能やトルクなどは、第3世代e-POWERで満足できるのだろうか?

●バッテリー上がり対策は大丈夫か?

といった疑問はあるかもしれません。

次期エルグランドのスタートプライスはどうなる?

現時点では、まだ具体的なグレード展開については不明ながらも、仮にエルグランド (E53)というフラッグシップミニバンに上級グレード(Highway Star×e-4ORCE?)のみのラインナップとなった場合、スタートプライスは600万円~700万円ほどになる可能性は避けられないですし、それこそR35 GT-Rが発売された当初の金額のように、777万円もしくは666万円でのスタートプライスとなったら、ある意味で大きな注目を集めるかもしれませんね。

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