本当にこの価格設定で大丈夫か?長安マツダがEZ-6 运动版(スポーツエディション)のグレード別価格帯を発表&重慶モーターショー2025にて実車公開へ

遂に長安マツダ・EZ-6スポーツエディションの実車が公開へ!

2025年5月、マツダの中国法人となる長安マツダが、4ドアEVセダンとしてラインナップしているEZ-6の新グレードを発表。

そのグレードというのが、ブラックアクセントを強調させるEZ-6 运动版(スポーツエディション)と呼ばれるグレードですが、遂に2025年6月7日に正式なグレード別価格帯を発表しました。

加えて本モデルの実車については、同日に開催される中国・重慶モーターショー2025でも公開されており、内外装のデザインも細かく確認できるようになっています。


若者に焦点を充てたブラックアクセントが印象的なEZ-6 スポーツエディション

こちらが今回、重慶モーターショー2025にて実車公開されたEZ-6スポーツエディション(中国メディアAutohomeより引用)。

スポーツエディションの特長としては、多数の若いユーザーに運転の楽しさを知っていただくために追加されたグレードだそうで、エクステリアにおいては、サイドスカートとホイールにブラックデザインを採用し、キャリパーカバーもレッドに塗装されています。

ボディカラーはライトグレーのようにも見え、スポーティな見た目にマッチした色あいですね。

マツダのファミリー向けデザインコンセプトとなるソウルモーションを採用しており、ピュアEVモデル特有のクローズドフロントグリルも特徴的。

ただ、グレード別での差別化として、レンジエクステンダー(PHEV)モデルに関してはオープンフロントグリルを採用しています。

見る角度によっては、4ドアセダンというよりもクロスオーバーっぽい?

同時に、ヘッドライトは分割構造を採用し、メイン光源はデイタイムランニングライトの下に隠れているため、全体のデザインを大きく崩さないような、これまでのマツダには無かった新デザイン言語に仕上げられているのもポイントです。

そしてフロントグリル周囲のライトストリップは、両側のシグネチャーウィングと組み合わさり、「光の翼」と呼ばれるLEDライト群を形成。

更に中央のMAZDAロゴも発光機能を備えているため、この辺りはピュアEVモデルの特性を上手く活かしています。

あと、この角度からだと4ドアセダンというよりも、少々リフトアップされたクロスオーバーっぽく見えるというユニークさも。

スタイリングはトヨタ・クラウンセダンに近いファストバッククーペ風

こちらはサイドビュー。

4ドアセダンというよりも、伸びやかなファストバッククーペに近い伸びやかなスタイルで、トヨタ・クラウンセダン (Toyota New Crown Sedan)に見られるスタイリングに近いものがありますね。

こうして見ると、前後のオーバーハングはかなり短い印象で、よりスポーティな印象を高めていますが、足もとのブラックペイントに仕上げた大口径アルミホイールと、グロスブラックアクセントのフロント・リアフェンダーモールによるメリハリのおかげなのか、「そこまで車高が低くない」という不思議。

仮にこれがボディ同色のフェンダーモールを採用し、足もとのホイールカラーがブラック以外だった場合は、またイメージが変化していたのかもしれませんね。

こちらはリアクォータービュー。

貫通型のテールランプに加え、小型の可動式ダックテールスポイラーを標準装備。

ボディサイズは、全長4,921mm×全幅1,890mm×全高1,485mm、ホイールベース2,895mmと非常に大柄で、現行クラウンセダンのボディサイズとなる全長5,030mm×全幅1,890mm×全高1,475mmに近いのがわかりますね。

ブレーキキャリパーはちょっと質素なイメージだな…

こちらは19インチのブラックペイント仕上げとなるアルミホイールと、ミシュラン製e-プライマシー (MICHELIN e-PRIMACY)タイヤ。

タイヤサイズとしては、フロント・リア共通の245/45R19インチを装着しています。

ブレーキキャリパーは、フロント・リア共にレッドのブレーキキャリパーを装着していますが、特にMAZDAロゴやBremboなどのメーカーロゴが表記されているわけでは無さそうですね。

2ページ目:EZ-6スポーツエディションのインテリアはメルセデスAMGを意識している?気になるグレード別価格帯は?