カーメディアの妄想延期が止まらない?フルモデルチェンジ版・トヨタ新型ハリアーが2027年に登場との噂。次期RAV4と何が差別化される?
(続き)国内カーメディアが予想しているトヨタのフルモデルチェンジ版・新型ハリアーについて
引き続き、国内自動車情報誌ベストカーさんが報道している、トヨタのフルモデルチェンジ版・新型ハリアーについて見ていきましょう。
次期ハリアーのエクステリアはどうなる?

続いて気になる次期ハリアーの内外装デザインについてですが、エクステリアについては既に予想CG/レンダリングが公開されており、その見た目はクラウンエステートやビッグマイチェン版カローラクロスのようなボディ同色グリルを採用し、ヘッドライト意匠はクラウンエステートに近いデザインに(二文字LEDデイライトではなく、上部のみが残った一文字LEDデイライトを用いている)。
ボディカラーはモノトーンだけでなく2トーンカラーも設定されるとのことですが、近年のトヨタはルーフブラック等に仕立てた2トーンだけでなく、ボンネットやトランク部分もブラック等に仕立てるバイトーンカラーも採用していて、ユニークな配色をラインナップすることで、欧州車を所有する層に刺さるようなデザインを提供。
特にクラウンクロスオーバーやクラウンセダンといった、年齢層高めに愛されやすいモデルのバイトーンは、個性が強く感じられる一方で、どことなメルセデスマイバッハや、ロールスロイスのような2トーンを意識していて、いわゆるアッパー層に憧れるユーザーが求めるエクステリアに仕上げるところに、トヨタの「新規層の囲い込み戦略」が見られます。
インテリアは次期RAV4と差別化する可能性も?

今回のベストカーさんの報道では、内装に関する情報が一切公開されていませんでしたが、個人的な予想として、次期RAV4と差別化された内装に仕上げられると予想。
次期RAV4では、メーターフード無しの12.3インチフル液晶メーターが搭載され、10.5インチ及び12.9インチの2種類のディスプレイオーディオがラインアップされるとのことですが、おそらく次期ハリアーでは、メーターフード有りのフル液晶メーターを採用し、ディスプレイオーディオはアルファード/ヴェルファイアと同じ14インチを採用するのではないかと考えています。
ハリアーは都会派SUVとしてラインナップされ、内装もエレガント志向を目指すことが考えられますから、方向性としてはアルヴェルもしくはレクサスNX/RXあたりが妥当だと思うんですね。

あとは、次期ハリアーにNX/RXのようなタッチトレーサー付のヘッドアップディスプレイが搭載されるか否か?というのも気になるところ。
個人的には、直感的な操作、使い勝手の良さという点では、非タッチトレーサー式のシンプルな物理スイッチ式の方がユーザー満足度は高いと考えますし、何よりもタッチトレーサーは事故を誘発するような仕様で危なっかしいため、事故リスクを下げる意味でも、従来通りの物理スイッチの方が重要なのでは?というのが、私個人の意見です。

以上が、次期ハリアーに関するベストカーさんの予想記事に関する考察ですが、私が気になるのは「トヨタは次期ハリアーの開発を進めているのかどうか」で、ハリアーに代わる新たなクーペライクなSUVなどの開発計画も進んでいることも考えられそう。
もちろんハリアーというブランドネームがあってこそ売れるというのもありますが、トヨタの弛まない新規開拓力によって、また新たなブランドモデルが誕生することもあり得るわけですから、今後のトヨタの動向には注目したいところです。
1ページ目:次期ハリアーのエンジンは、次期RAV4との差別化の意味も込めてダウンサイジングターボがベースになる?




