これがフルモデルチェンジ版・三菱の新型パジェロ/モンテロ?テストカーをベースにしたレンダリングが公開され、その見た目はシンプル

日本での市販化も噂されている新型パジェロ

2025年7月中旬頃、欧州の公道にて三菱のフルモデルチェンジ版・新型パジェロ (Mitsubishi New Pajero)と思わしき開発車両がスパイショットされ、大きな話題となりました。

同時期に三菱は、ASEANや中東市場などを対象としたミドルサイズSUVの新型デスティネーター (New Destinator)を発表しましたが、このモデルと同一のデザイン言語になることが予想され、加えて三菱のアイデンティティでもあるダイナミックシールドグリルが採用されることが濃厚。

そして今回、開発車両をベースにしつつ、「新型パジェロはこうなる?」というレンダリングが公開されたため、どのようなデザインに仕上げられているのかチェックしていきましょう。


これが新型パジェロのフロントマスク?

こちらが今回、海外デジタルアーティストであるTheottle氏によって作成された新型パジェロのイメージレンダリング。
※Theottle氏の作品は、三菱非公式のレンダリングであり、実際にこのデザインで登場するとは限りません

開発車両をベースに作成しているため、細部のデザインにおいて違いはあれど、特徴を上手く捉えています。

フロントグリル周りの形状は、どことなく競合モデルとなるであろうトヨタ・ランドクルーザー300  (Toyota New Land Cruiser 300)っぽい印象を与えつつ、シームレスでありながらも三菱の象徴となるダイナミックシールドグリルが盛り込まれています。

ちなみにこちらが、南欧州の公道にて初スパイショットされた新型パジェロと思わしき開発車両。

こうして見比べてみると、ヘッドライト意匠の答え合わせはしづらいものの、フロントグリルは水平基調でシンプル。

フロントアンダー部分には、タフネスさを印象付けるためにスキッドプレートが設けられています。

ちなみに、先日公開された新型デスティネーターと、今回の開発車両で大きく異なるポイントはいくつかありますが、その中でも明確なのが水平基調のグリルパターンと、タイヤホイールのナット締結数。

デスティネーターは5穴式のタイヤホイールを装着する一方、新型パジェロと思わしき開発車両は6穴式を採用しているため、この時点で両車が同じではないことが明確。

リアクォータービューは、どことなく日産パトロールっぽい

こちらはリアクォータービュー。

三菱らしさを演出するボクシースタイルに加え、テールランプ意匠はセンター直結式の一文字+T字型のLEDに仕上げられ、その直下(正しくはナンバープレートの下部)には、パジェロもしくはモンテロ (MONTERO)のレタリングバッジを貼付。

これまでのパジェロと大きく異なるのは、武骨さの中に高級感を演出したフォルム及び曲線美を加味することで、三菱のフラッグシップSUVであることを強く訴えるような仕上がりになっていますが(どことなく日産の新型パトロールっぽい)、現時点で販売終了しているパジェロに比べて、サイズ感はどの程度異なるのかも注目です。

なお参考までに、2006年~2019年まで販売された4代目パジェロのボディサイズは、全長4,900mm×全幅1,875mm×全高1,900mm、ホイールベース2,780mmと十分存在感のあるサイズですが、次期パジェロは、更にこれよりもロングでワイドになることが予想されます。

2ページ目:新型パジェロのパワートレインはどうなる?