スズキ「ソリオ/スイフト」等がリコール。エンジン停止で走行不能の恐れ有り

2020-05-26

自動車ニュース”Response”の記事より、スズキ「ソリオ/スイフト」等がリコール。
リコールの内容としては、補機ベルトおよび機械式自動変速機コントローラに不具合によるもので、補機ベルトについては、マイルドハイブリッド車およびハイブリッド車にて、ウォーターポンプベルトの強度が不足しているために使用過程で破断することがあるとのこと。
そのため、ISG(モーター機能付発電機)とウォーターポンプが作動しなくなり、発電不良により充電警告灯が点灯して冷却水温上昇により水温警告灯が点灯。
最悪の場合、エンジンが停止して再始動できなくなるおそれがあるとしてリコールを発令しています。


もう一つの機械式自動変速機コントローラについては、制御プログラムが不適切なために走行中に制御と異なるギヤに噛み合うことがあるとのこと。
そのため、警告灯が点灯するとともにフェールセーフが働いてクラッチを切断して、駆動力が伝わらなくなり走行不能となるおそれがあるとしてリコールを発令しています。

これらのリコールについて、まず補機ベルトに関するリコールの対象となるのは、2015年7月29日~2017年3月2日に製造されたスズキ「ソリオ」「イグニス」「スイフト」、三菱「デリカD:2」の4車種で、合計11万2,725台がリコール。

改善措置として、全車両、ウォーターポンプベルトを対策品と交換する、リコール作業を行うとのことですが、不具合が既に218件発生済みで、事故は今のところ起きていないとのこと。

そして、機械式自動変速コントローラに関しては、2015年12月1日~2017年11月9日に製造されたスズキ「ソリオ」「スイフト」、三菱「デリカD:2」の3車種で、合計1万1,520台がリコールとなります。

こちらの改善措置として、全車両、機械式自動変速機制御コントローラの制御プログラムを対策プログラムに書き換える、リコール作業を行うとのことですが、不具合が既に10件発生済みで、事故は今のところ起きていないとのことです。

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