”一番最後に作られた”ケーニグセグ「アゲーラR」がカリフォルニアにて販売中。要応談ながらも億超えは確実

2020-05-26

アメリカ・南カリフォルニアの高級中古車ディーラ・iLussoにて、2014年式の希少モデル・ケーニグセグ「アゲーラR」が販売中。
こちらの個体、一番最後に製造された「アゲーラR」ということで相当な希少価値が付けられている模様。
「アゲーラR」は、世界限定販売を謳っていないモデルではありますが、製造台数は僅か18台と非常に少な目。つまりは”18台目に製造されたモデル”ということになりますね。


パワートレインとしては、「アゲーラ」をベースにしたエンジンであるもパワーアップしており、排気量5.0L フォード製V型8気筒ツインターボエンジンを搭載し、最高出力1,140ps、最大トルク1,200Nmを発揮します。
トランスミッションは7速デュアルクラッチトランスミッションを搭載します。
※「アゲーラR」は2011年に発表されるも、2013年にマイナーチェンジを施し、最高出力1,115ps→1,140psへとパワーアップ。フレックス燃料の「アゲーラS」よりも強力なモデルへと進化。更には、足回りの中空構造のワンピースカーボンファイバホイールを装着し、サスペンションも改良。エアロパーツも補強していて、ダウンフォース量も向上しています。

今回のモデルは、走行距離が4,989kmと意外にも走り込んでおり、外観のデザインは、ワンオフモデルのグリフォンに近いブラック(厳密には濃紺)をメイン、ゴールドアクセントを加えたツートンデザインのカーボンファイバボディとなります。

ドアの開き方もかなり特徴的。
一般的には”ラプター・ドア”と呼ばれていますが、厳密には”ディヘドラル・シンクロ・ヘリックス・アクティレーション・ドア”が正式名称となります。
ただ、あまりにも長すぎてとても覚えづらいので個人的には”ラプター・ドア”って呼んでます。はい。

横から見るとこんな感じ。
今にもトランスフォームしそうな大がかりな開き方をしますね。
ホイールはシングル5スポークのカーボンホイールを採用しています。

なお、「アゲーラR」の中古車市場価格については要応談となっていますが、どんなに安くても1.5億円~2億円が妥当なところでしょうか。
フロイド・メイウェザー氏が所有していた世界で僅か2台しか存在しないケーニグセグ「CCXRトレヴィータ」に比べたら値下がりすることは無さそうですが、やはり最後に製造されたモデルであることと、ワンオフモデルのグリフォンに近いデザインであることを考慮すると、相当なプレミア価値は付くかと思われます。

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Reference:CARSCOOPS