【アップデート】生産台数は105台のみ!フルレストアされたランボルギーニ・カウンタックLP400S~シリーズⅡ~が競売に登場→気になる予想落札価格は?

同じ1グレードのカウンタックでも生産時期によって性能が異なる?

アメリカ・カリフォルニア州モンテレーでのオークションイベントにて、ランボルギーニ・カウンタックLP400S~シリーズⅡ~(Lamborghini Countach)が出品されることがわかりました。

LP400Sは、1978年にウォルターウルフ・カウンタックをベースに改良された一台で、237台が生産されました。

ただ、LP400Sは3つのシリーズに大別されていて、そのシリーズの中で105台と最も生産台数が多かったのがシリーズⅡとなります。

○シリーズⅠ(生産台数50台):カンパニョーロ・ブラボーホイールないしはOZ製マグネシウムホイール設定可。”LP400”同様にStewart Warner StageⅢ8連メータ

●シリーズⅡ(生産台数105台):OZ製マグネシウムホイールからアルミニウムに変更。8連メータから7連へ。

○シリーズⅢ(生産台数82台):ルーフが3センチアップ。「カウンタック初」となるローボディ廃止。


カウンタックのドア開閉はもちろんシザードア

改めて今回出品のカウンタックを見ていくと、デザインはもちろんマルチェロ・ガンディーニ氏によって作成されたフラッグシップモデルで、ランボルギーニのシンボルで乗降りを考慮した上に開くタイプのガルウィングドア(正式にはシザードア)を採用。

この上に開くタイプのドアが、1970年代スーパーカーブームの火付け役にもなっています。

ボディカラーは非常にシンプルなシルバー系で、走行時に付いた飛び石キズも全て修正済みとなっています(従って傷一つ無い極上品)。

今となっては絶滅危惧種のリトラクタブルヘッドライト

今となっては安全規制などの絡みで廃止となったリトラクタブルヘッドライト。

ライトを格納することで空気抵抗を抑えた画期的なシステムではありますが、それ以上に以下のようなデメリットがあることを理由に廃止となっているそうで、ある意味この機能性を採用しているモデルはかなり貴重なのかもしれません。

◇ライトを展開したときの空気抵抗が増大

◇開閉機構を装備することで車体重量が増加する

◇スポーティな走りには不向き

◇コストが掛かる

◇対人事故時に突出したライトが危険性を及ぶ

◇事故や寒冷地などでライトが展開しない恐れがある

エンジンもレストア完了

なおカウンタックには、航空機グレードのアルミニウムボディから恩恵を受け、パイプ状のスペースフレームシャシーを採用することで高強度&軽量化を実現。

パワートレインは、ミウラ(Miura)にも採用の排気量4.0L V型12気筒自然吸気エンジンを搭載し、最高出力370hp/最大トルク361Nmを発揮。

ちなみにエンジンパーツ類もレストア済みで、問題なくエンジン始動できます。

内装も新品同様の美しさ

車内ももちろんレストア完了済み。

経年劣化によってボロボロになったレザー類も全て新品同様となっています。

なお、この個体の走行距離は35,000km未満とそこまで走り込まれていませんが、走行上の問題は特に無しとのこと。

オークションでの予想落札価格は、250,000ドル(日本円換算で約2,820万円)となっています。

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Reference:CARSCOOPS