【アップデート】1リッターあたり100km走行可能な超低燃費モデル。VW・XL1がオークションにて出品へ…予想落札額は日本円に換算して約1,680万円
フォルクスワーゲン史上最も低燃費なモデルがオークションに登場
実は意外とそこまで知られていないフォルクスワーゲンの超低燃費ディーゼルハイブリッドモデルXL1。
この個体が来月より開催のシルバーストーンオークションにて出品されることがわかりました。
XL1は、2013年に生産スタートした近未来的なデザインをイメージしたハイブリッドモデルで、排気量800cc 2気筒ディーゼルターボエンジンを搭載し、最高出力48ps+システム出力27psの電気モータによってアシストすることで、システム総出力75psを発揮するモデルとなります。
その燃費は100km/L、抗力係数の低さは世界一
航続可能距離としては、バッテリだけの走行であれば50km、エンジンだけの走行であれば50km/L走行が可能となるため、ハイブリッドシステムを活用すれば、何と100km/Lという超低燃費走行が可能となります。
XL1がこれだけお財布に優しい燃費を実現できるのは、非常に低い抗力係数をもっていることも影響しており、そのCd値は0.189(この数値は世界一低いと言われている)とトヨタ「プリウス」の0.24よりも圧倒的な低さを持ちます。
加えて、使用しているパーツの材料がCFRPということもあって、車体重量は795kgと非常に軽い為、スムーズな加速も実現できるのだとか。
ドア開閉も、マクラーレン720Sやラ・フェラーリと同じバタフライドアを採用することでスーパーカールックなスタイリングと近未来的なデザインを実現しています。
内装はシンプル…というか意外にもチープ?
インテリアは、その近未来的な外観とは大きく異なり非常にシンプル。っというかあまりにも簡素的な気がしますね…
メータもアナログ式で、デジタルディスプレイは使用していません。
ナビゲーション画面も外付けタイプで、物理スイッチも非常にチープ感満載です。
シートはかなり薄手のスポーツシート風ですが、意外と乗り心地は良いみたいです。
XL1の価格はかなり高価
なお、このXL1は、世界限定250台のみ製造されたモデルで、新車販売価格は約1,440万円と非常に高額(日本には納車されていないとのこと)。
NECクラシックモーターショーセールでのシルバーストーンオークションにて出品される個体は、2015年に生産され、走行距離は僅か127kmと超低走行、ワンオーナーという最高の条件を以て、予想落札価格は日本円に換算して約1,390万円~約1,680万円と、新車販売価格よりも低くなるか高くなるかの微妙なラインになると言われています。
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Reference:CARSCOOPS