一体なぜ?ポルシェ最強のLMP1「919ハイブリッド」とニュル最速記録を持つ「919ハイブリッドEvo」が公道を走る

2020-05-27

「919ハイブリッド(Evo)」が公道を走る。一体なぜ?

ル・マンレースにて圧倒的な強さを見せつけたポルシェ「919ハイブリッド」と、更にこのモデルをハードコアに仕上げ、おまけにニュルブルクリンクサーキットでのラップタイムを5分19.55秒にてフィニッシュするというとんでもない記録を持つ「919ハイブリッドEvo」が、ポルシェ・ヴァイザッハR&Dセンターからシュトゥットガルトのツフェンハウゼンにあるポルシェ博物館までの公道(25km)を、現地当局の特別なる許可を受けて公道を走行するパレードラン・イベントが開催されました。


LMP1モデルで公道を走ると世界観が変わる

これらの個体を運転するのは、Mark Webber氏(919ハイブリッドEvo)とMarc Lieb氏(919ハイブリッド)となりますが、Mark Webber氏と言えば、「919ハイブリッドEvo」の開発に携わり、ニュルブルクリンクでの最速記録を樹立した張本人でもありますね。

今回公道にて「919ハイブリッドEvo」を走らせたMark Webber氏によれば、「ドイツの公道をこのマシンで走れることは光栄なことだ。夢中になり、とても面白かった」と語っています。

一方でFIA WEC仕様の「919ハイブリッド」を走らせたMarc Lieb氏は、「普段乗っているカイエンとはまるで視界が違う。普段から走り慣れている道でも、これだけモノが違うと世界観も高揚感も全く異なってくることに驚きだ」と興奮を隠せなかったとのこと。

なお「919ハイブリッド」は、フロントアクスルに搭載されたモータジェネレーターユニット(MGU)と排気ガスからのエネルギー回収用のERSを備えたKERSシステム+排気量2.0L V型4気筒エンジンを搭載し、最高出力は1,160psを発揮するのですが、更なるハードコアモデルの「919ハイブリッドEvo」はこれだけのスペックを持ち、車体重量は849kgと驚異的な軽さを持ちます。

【The 919 Tribute Tour: Paris】

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Reference:CARSCOOPS