世界限定10台製造するつもりが「全く売れず」1台のみの希少車に…ベルトーネによって開発されたシボレー・コルベットをベースにしたマンタイドが販売中

あのベルトーネが設計したコンセプトモデルが販売中

イタリアの名門ベルトーネによって開発されたコンセプトカー・ベルトーネ・マンタイド (Bertone Mantide)が中古車市場Autosport Designsにて販売中。

このモデルは、有名デザイナーでお馴染みJason Gastriota氏によって生み出されたコンセプトモデルで、彼はこれまでフェラーリ599GTB/P4/5やマセラティ・グランツーリスモ (Maserati Gran Turismo)/バードケージ (Birdcage)、そして直近であれば戦闘機並みの加速性能を誇るSSCトゥアタラ等をデザインしてきました。


エンジンベースはマッスル仕様のシボレー・コルベット

そして今回販売されているコンセプトカーのベルトーネ・マンタイドは、シボレー・コルベットC6 ZR1 (Chevrolet Corvette C6 ZR1)をベースにしているとのこと。

パワートレインは、排気量6.2L V型8気筒スーパーチャージャーエンジンを搭載し、最高出力638hpを発揮するマッスル仕様となっています。

パフォーマンスとしては、0-100km/hの加速時間が僅か3.2秒とBMW・M8コンペティションと同等レベルの加速性能を誇り、最高時速はランボルギーニ・アヴェンタドール(Lamborghini Aventador)/レヴエルト (Revuelto)並みとなる351km/hにまで到達します。

実は世界で1台しか存在しない希少車種

なおこのモデルは、当初世界限定10台のみ製造される予定でしたが、あまりにも恐ろしすぎる外観(まるでエイリアンのように不気味)と、このモデルを欲するオーナーが誰一人として存在しなかったことから、僅か1台しか製造されていないとのこと。

フロントデザインも確かにエクストリームなデザインをしているのですが、リアデザインも中々に衝撃的。

当時のコンセプトカーらしい複雑な形状がとても印象的です。

インテリアはこんな感じ。

非常にタイトで肉薄のアルカンターラ製スポーツシートを採用し、更にオーナメントパネル類のほとんどにカーボンファイバーパネルを採用するといった最大限の軽量化が図られていますね。

ちなみにボディカラーは、ランボルギーニ等でも採用されているホワイト系のビアンコ・フジに再塗装されていて、走行距離も約16,000kmとそこそこに走り込まれています。

価格帯については明らかにされていませんが、日本円で2,000万円~2,500万円になる?といわれています。

ベルトーネ関連記事

Reference:CARSCOOPS