ホンダ新型「フィット4(FIT4)」納車後インプレッション③。シートヒーターやステアリングヒーターの効きは良いの?悪いの?ちょっと残念なポイントも

2020-05-27

~ちょこちょこと出てきた新型「フィット4」の良い点と悪い点~

さて、2020年2月25日にホンダのフルモデルチェンジ版・新型「フィット4(Honda New FIT4)」が納車されて約1週間が経過しましたが、最近はちょこちょこと街乗り程度で利用することも多くなりました。

個人的に新型「フィット4」は、軽自動車感覚でフラッと利用できる車でもあり、ちょっとした遠出でも積極的に活用できるような非常に便利なクルマだと思っていて、このクラスのコンパクトカーでは非常に充実した装備内容ですし、質感はもちろんのこと、乗り心地や操作性も高いのでストレスがあまりありません。

それぐらいおススメしたい車だと思っているんですが、そんななかでもやっぱりちょっと気になる部分(良いところもあればダメな部分も?)もいくつか出てきたので、今回はそういったところご紹介していきたいと思います。


~早速新型「フィット4」の気になる点を見ていこう~

①:シートヒーター

今回は主に車内の機能性などをメインにまとめていきたいと思います。
まずはフロントのみに設けられたシートヒーター。
これは新型「フィット4」では上位グレードのLUXE(リュクス)でしか装備されない機能で、それ以外のBASIC(ベーシック)/HOME(ホーム)/NESS(ネス)/CROSSTAR(クロスター)では標準装備もされなければ、寒冷地仕様などのメーカーオプションでも選択できないという重大な欠点があります。

シートヒーターは、冬場になるととても重宝する便利機能の一つでもありますが、新型「フィット4」のLUXEに設定されるシートヒーターは、お尻だけでなく腰の部分も暖かくなるのがポイント。
コンパクトカークラスのシートヒーターになると、お尻の部分だけが暖かくなるモデルもありますが、まさか腰の部分も暖かくなるとは…こういったポイントは女性にも非常にありがたいものだと思いますし、だからこそLUXE以外のグレードでも設定してほしいと思うところでした。

ヒーター温度も3段階設定が可能ですし、操作パネルもすぐ目に見える位置にありますからね。
おまけにヒーターONしてから暖かくなるまでの時間が早いのもグッドポイントです。
もしかしたらマイナーチェンジのタイミングでメーカーオプション扱いになるのかもしれませんが、もし選択可能になるのであれば絶対おススメしたいオプションだと思います。

②:ステアリングヒーター

続いてはステアリングヒーターですね。
これも上位グレードのLUXE(リュクス)のみ”メーカーオプション”という形で設定されていますが、これも本当に付けてよかったと思える装備です。

ステアリングホイールの右側に設けられたスイッチですが、ちょっと外れてしまわないか?と思うほどに不安定さはあるものの、ヒーターとしての機能は申し分ないと思います。
こちらもシートヒーター同様にスイッチONしてから暖かくなるまでの時間は短いですし、適度な暖かさになります。
改めて記載しますが、このコンパクトカークラスでこうした即効性のあるステアリングヒーターも装備してくるのは流石の一言だと思いますね。

③:室内灯の明るさについて

続いては室内灯の明るさについてですが、最近夜に運転する機会が多いのですが、改めて何度かこういった場面を経験して見ると、想像以上に”暗い”というのが正直なところ。

特に足元のペダルやブレーキのところが点灯しないというのは残念なポイントで、ドアを開けても足元が見えないというのはちょっと不安であり分かりにくいところでもあります。

インパネ回りはこんな感じ。
スイッチ類が最小限に抑えられ、エアコンのパネルやナビゲーションディスプレイが全体的に上部に設けられているので、インパネ中央よりも下側がかなり暗くなってしまうんですよね…

その下にはセンターシフトノブやワイヤレス充電器、更には急速充電可能なUSBポートがあるので、特にUSBポート周りは何も点灯しないのでわかりにくいこと何の…この辺りは結構なマイナスポイントではないかと思います。

④:”D”レンジに入れたはずなのに…

最後はセンターシフトノブですが、これも多分”あるある”だと思うんですけどね…
”P”レンジから”D”レンジにシフトしたはずなのに、簡単に”B”レンジにシフトしてしまうというところでしょうか。
これは完全に慣れだとは思うんですけどね…あまりにも軽やかにシフトチェンジしてしまうので、この辺りは感覚的なもので、定期的に使っていけば問題なくなってくるとは思います。

それにしても…センターシフトノブの質感はかなり高いですね。
シフトブーツも付いていますし、削り出しのシフトパイプに本革ノブという組み合わせ。こういった高い質感を持っているコンパクトカーも数少ないのではないかと思います。

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