4月4日、近所にある日産「スカイラインGT-R R32/R33/R34」やトヨタ「スープラ」等を管理する工場が電気火災で全焼したと嘘情報を発信→実際は2019年にオランダで発生した事故だった

2020-05-27

~勘違いやネタであっても結構な大事になっている今回の嘘情報~

SNS(ツイッター)にて、2020年4月4日に隣人の電気火災によって日産「スカイラインGT-R R32/R33/R34」、トヨタ「スープラ」、ポルシェ「911」といった希少なモデルを管理する工場が全焼するというとんでもない事故が発生したとツイート。

しかも、これがあたかも日本国内にて発生したかのように情報を発信していますが、この事故が発生したのは今年ではなく2019年5月で、しかもオランダの北ブラバント州にあるシントフベールにて発生した大規模火災となるため、今回のツイート情報は全くの嘘情報であることがわかります。

最近では、例の社会問題による深刻化によって外出自粛要請も出ており、更に感染者数も一気に増えているといった暗いニュースが続いているなか、こうした嘘情報が展開されるのは非常にマズく、余計な混乱を招いてしまうのが正直なところ。


~今回発信された嘘情報とはどういったものだったのか?~

ちなみにこの火災事故ですが、厳密には上記のオランダにあるJDMチューナーSKY Engineeringにて発生したものであり、現地消防隊の情報によれば、1,000平方メートル規模の建物を全焼するほどで、SKY Engineering以外の建物にも被害が及んだそうです。

なお、SKY Engineering内にある車両は上の通りで、確かに日産「スカイラインGT-R R32/R33/R34」といった希少な国産スポーツを筆頭に、トヨタ「80スープラ」も確認することができますね。

なお全焼後はこんな感じで何とも悲惨な状態に。
エンジンも何もかもが燃えてしまったために、修理・修復することは不可能で全て廃車となっていますが、こうした被害によってこの後どのように対応されたかは一切不明なままとなっています。

~イギリスでは過去にこういった全焼事故も~

イギリスの日本車専門ショップとなるRBモータースポーツが、火災により全焼するという事件が発生。
このショップは、セキュリティがしっかりと行き届いたショップであるとのことで、火元の管理も厳重に行っていたため今回なぜこのような火災が発生してしまったかは一切不明であるとのこと。

ちなみに、今回の火災によりショップ内に保管されていた展示車両と顧客の預かり車両等全てが燃えてしまうという悲惨な出来事に。
ショップ内には、日産「GT-R R35/スカイラインGT-R R32/R33」やトヨタ「80スープラ」、ホンダ「S2000」等のかなり高価な国産スポーツも保管されていたとのこと。

なお、このRBモータースポーツはチューニングパーツの販売以外にもレストアパーツの販売、整備等も行う、イギリスでは非常に有名且つ評判の高いショップであったとのことです。

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Reference:AUTOBLOG.NL