マツダ「CX-5/アテンザ(マツダ6)/アクセラ(マツダ3)」3車種・3,800台以上にリコール。最悪の場合、エンジンが停止する恐れも

2020-05-27

~リコールは2種類発生しており、最悪の場合エンジンが停止する恐れも~

マツダ「CX-5/アテンザ/アクセラ」の3車種・計3,836台にリコール。
リコール内容としては、以下の通り大きく2種類の不具合が発生しています。

①エンジンの吸気シャッタ・バルブにおいて、制御プログラムが不適切なため、バルブ周辺に付着する煤などにより、バルブ開度が正しく制御されなくなりエンジン警告灯が点灯した際、フェールセーフが十分に機能せずバルブが全開しないことがある。
そのため、煤などの付着によりバルブが全閉のまま固着した場合、エンジンが停止するおそれがあるとしてリコールを発令。

②エンジンの排気圧センサにおいて、異常判定プログラムが不適切なため、センサ内部への水分の浸入により、センサの出力値がずれ、排出ガスが基準値を満足しなくなる場合に異常判定しないことがある。
そのため、そのままの状態で使用を続けると浸入した水分により排気圧センサ内の電子回路が腐食し、断線することでエンジン警告灯が点灯し、フェールセーフ制御によりアイドリングストッ
プが作動しなくなり変速ショックが大きくなるおそれがあるとしてリコールを発令。


~対象モデルをしっかりとチェックしていこう!~

なお、気になる対象モデルは以下の通り。
これによる事故や不具合は発生しておらず、国土交通省からの指摘により明らかになっています。

【リコール対象モデル一覧】
[対象型式/対象車台番号/製作期間/対象者台数]

[アクセラ]
・LDA-BM2AP/BM2AP-100045~BM2AP-100299/平成 28 年 9 月 7 日~平成 30 年 1 月 8 日/6台

・LDA-BM2AS/BM2AS-100036~BM2AS-101450/平成 28 年 8 月 4 日~平成 30 年 4 月 13 日/36台

・LDA-BM2FP/BM2FP-100103~BM2FP-201016/平成 28 年 2 月 3 日~平成 30 年 7 月 2 日/37台

・LDA-BM2FS/BM2FS-100007~BM2FS-202698/平成 25 年 12 月 19 日~平成 30 年 6 月 5 日/199台

[アテンザ]
・LDA-GJ2AP/GJ2AP-100071~GJ2AP-300837/平成 26 年 12 月 8 日~平成 29 年 9 月 20 日/44台

・LDA-GJ2AW/GJ2AW-100011~GJ2AW-301571/平成 26 年 11 月 3 日~平成 30 年 4 月 3 日/86台

・LDA-GJ2FP/GJ2FP-100044~GJ2FP-302435/平成 24 年 10 月 25 日~平成 30 年 4 月 12 日/319台

・LDA-GJ2FW/GJ2FW-100023~GJ2FW-302993/平成 24 年 10 月 19 日~平成 30 年 4 月 12 日/313台

[CX-5]
・LDA-KE2AW/KE2AW-100035~KE2AW-217444/平成 24 年 2 月 18 日~平成 28 年 11 月 12 日/869台

・LDA-KE2FW/KE2FW-100026~KE2FW-221200/平成 24 年 2 月 14 日~平成 28 年 11 月 7 日/979台

・LDA-KF2P/KF2P-100035~KF2P-131242/平成 28 年 11 月 29 日~平成 30 年 1 月 31 日/948台

改善措置としては、①と②それぞれ以下の通りでのリコール作業を実施するとのこと。

①全車両、エンジン制御コンピュータを点検し、吸気シャッタ・バルブ用制御プログラムを対策プログラムに修正。
点検の結果、吸気シャッタ・バルブに異常がある場合は、吸気シャッタ・バルブを新品に交換。
また、プログラム修正後にエンジン警告灯が点灯した場合は、吸気シャッタ・バルブを新品に交換。

②全車両、エンジン制御コンピュータを点検し、排気圧センサ用制御プログラムを対策プログラムに修正。
点検の結果、排気圧センサに異常がある場合は、排気圧センサを現行の新品に交換。
また、プログラム修正後にエンジン警告灯が点灯した場合は、排気圧センサを現行の新品に交換。

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Reference:国土交通省