なぜ日本でも販売しない?!マイナーチェンジ版・レクサス新型GX460がロシアやウクライナ等でも追加販売へ。”大きすぎないサイズ感”が好まれているようだ

2022-07-05

実は地味に売れているレクサス新型GX460

2019年に北米市場向けに発表・発売されたレクサスの大型SUVモデルとなるマイナーチェンジ版・新型GX460は、現在東欧州や一部のアジア市場でも追加にて販売されていますが、今回新たにロシアやウクライナ、コーカサス地域、およびカザフスタンでも追加販売されることが明らかとなりました。

トヨタ・ランドクルーザー・プラド(Toyota Land Cruiser Prado)をベースに上位ブランドとして登場したGX460ですが、2019年のマイナーチェンジにより、大口化されたスピンドルグリルに加え、RC/CT/UX/RX同様の非F SPORT専用となるドット柄グリル、三眼LEDヘッドライトといったレクサスのデザイン言語を取り入れたことにより、よりレクサスらしいデザインに仕上げられています。

そんなGXが、どうしてこれだけ数多くの市場にて追加販売されるようになったのか、次のページにてチェックしていきたいと思います。


どうして新型GX460はこんなにも人気があるの?

2019年のマイナーチェンジによってデザインを大きく一新し、更にはナンバープレート周りの新しいサテンメタルトリムや、サイドモールディングの取り外しによるすっきりとしたデザインにより、よりスタイリッシュでオフロード感だけでなくシティ派SUVとしての顔を持つことになった新型GX。

ボディサイズとしては、全長4,880mm×全幅1,885mm×全高1,885mm、ホイールベース2,790mmと中々にダイナミックなボディで、ランドクルーザー・プラドよりも全長+55mm/全高+50mmサイズアップしていて、より車内の快適性も向上しています。

ダイナミックなボディサイズの割には、全幅が1,900mm以下というのも結構魅力的なポイントで、北米市場だけでなく欧州市場や一部のアジア市場でも注目されているのは、こうした”大きすぎない”ところにあるようです(フラッグシップLXだと全幅2,000mmに近いワイド感なので使い勝手が非常に悪い)。

個人的には日本市場でも販売していほしい一台で、北米市場での価格帯も約650万円~と魅力的ですし、なぜ日本市場を差し置いて別の市場では積極的に市販化されているのかは不明ですが、環境法規制の絡みや現実的な販売台数の影響もあって中々売りにくいモデルなのかもしれません。

改めて新型GX460の概要を見てみると、古さはあるものの魅力的な一台だ

ちなみに今後ロシア市場等にて販売される新型GX460の基本情報を展開していくと、ボディカラーはソニックチタニウム/ホワイトパールクリスタルシャイン/マーキュリーグレーマイカ/ブラック/スターライトブラック/ガーネットレッド/ファイアアゲート/ディープブルーマイカなどがラインナップ。

インテリアカラーは、全く新しいダークローズをオプションに追加していて、グレーのサペリ材を使ったオーナー面とトリムやアルミのディテールアクセントもポイント。

ステアリングホイールは3スポークタイプですが、残念ながらパドルシフトは無し。

メーター類はアナログでチープ感がありますが、4.2インチTFTマルチカラーディスプレイを標準装備しています。

センターディスプレイやインパネ回り、センターシフト周りはこれといった大きな進化は無いものの、新しいデザインのオーナメントパネルを採用することで、少し高級感が加味されています。

シートレイアウトは、ランドクルーザー・プラド同様に3列7人乗りタイプで、ファミリーカーとしての活用も十分。

気になるパワートレインについては、排気量4.6L V型8気筒自然吸気エンジンを搭載し、最高出力296ps/最大トルク438Nmを発揮。

トランスミッションは6速ECT-iを搭載し、トルセンリミテッドスリップセンターディファレンシャルと四輪駆動(4WD)を組み合わせたオフロードとスポーティな走りを両立する足回りに仕上がっています。

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Reference:CARSCOOPS