ビッグマイナーチェンジ版・レクサス新型ISが遂に世界初公開!UXのスポーツセダン版でスタイリッシュに、但しインテリアは大幅なデザイン変更無し

2022-07-07

遂に新型ISが世界初公開!

2020年6月16日の午前8時、レクサスのビッグマイナーチェンジ版・新型IS(Lexus New IS)が遂に世界初公開されました。

フロント・リヤデザイン、そしてインテリアは、発表前日に完全リークしているため、特にこれといった驚きは無いものの、今回の正式発表により現行モデルから大きく変更されたフロントやリヤ、そしてボディパネルなど、昨今のセダン販売低迷が叫ばれる中でレクサスが本気を出してきた一台ではないかと思います。

また2020年8月にはミドルサイズセダンのGSが生産終了ということで、スポーツセダンの穴を埋めるべく、新型ISの進化したデザインと性能がここから開花されることを、そしてセダン人気を再び取り戻したいところだと思います。


新型ISのエクステリア/エンジンをインプレッションしていこう

それでは早速新型ISのフロントマスクを見ていきましょう。

前回のリーク画像同様に、フロントグリルはレクサスのアイデンティティともいえるスピンドルグリルがワイド且つ大口化されることでRCのようなスポーツ志向になり、更にF SPORTグレード特有のメッシュグリルを採用しているのがわかりますね(ちなみに今回公開されているモデルはIS350 F SPORT)。

フロントインテーク部分においても、F SPORTならではのブラックのパーツが追加装備されていると思われますが、やはりインテークベゼル部分もメッシュに仕上げているのはF SPORTならでは。

フロントヘッドライトは連なるタイプ三眼LED

そして最も気になっていたフロントヘッドライトですが、LEDデイタイムランニングライトは遂に上部へと移行され、メーカーオプション扱いとなる連なるタイプの三眼LEDヘッドライトが装備されています。

おまけにシームレスでスタイリッシュにまとめられているので、これはこれでかなり良い感じのデザインに仕上げられたのではないかと思います。

プラットフォームの変更は無し、足回りは大幅に強化!

こちらはサイドスタイリング。

現行モデルに比べてプレスラインがより複雑化し、特にドア上部に設けられたストレートのプレスラインと、リヤドア形状は現行と大きく異なるので、もはやフルモデルチェンジ並みの変化にも思えますね。

おまけに車高もかなり低めに設定されていて、これまでにない攻撃的なスポーツセダンだと思います。

ただプラットフォームは以前からの通り、現行モデルと同じものを流用していますが、サスペンションを徹底的に改良することでスポーティな足回りを提供しているとのこと。

具体的には、現行モデルに比べて20%軽量で新しいAアームは18%の軽量、スタビライザーは17%の軽量が施されています。

ISとしては初のBBS製19インチホイールを採用

そしてこちらはF SPORT専用となる19インチBBS製アルミホイールを初採用し、エントリーグレードには18インチアルミホイールが標準装備されるそうです。

ビッカビカのポリッシュ仕上げに加え、ナット部分が見えないのが気になるところですが、今回のビッグマイナーチェンジによりボルト式になるため、その影響で見づらくなっているのかもしれませんね。

そしてこちらがリヤエンド。

既にティーザー画像にて明らかになっているセンター直結式の一文字タイプとなるリヤテールランプが点灯し、クリア部分にはブレーキランプやウィンカーが設けられています。

そしてトランク上部にはブラックのスポイラーらしきものも装備されていますね。

エンジンは大きく2種類、IS500は今のところラインナップ無し

気になるパワートレインについてですが、これは現行モデル同様に、アメリカ市場においてはこれまでと同じエンジンを流用することになるとのことで、それは日本市場も同様。

話題となっていたIS500は今のところラインナップされていないようですね。

具体的には以下の通り。

・IS300(FR):排気量2.0L 直列4気筒ターボエンジン/最高出力241hp/最大トルク258Nm/6速AT
・IS300(AWD):排気量2.0L 直列4気筒ターボエンジン/最高出力260hp/最大トルク236Nm/8速AT
・IS350(FR):排気量3.5L V型6気筒エンジン/最高出力311hp/最大トルク280Nm/6速AT
・IS350(AWD):排気量3.5L V型6気筒エンジン/最高出力311hp/最大トルク280Nm/8速AT

新型ISのインテリアをチェックしていこう

続いては新型ISのインテリアをチェックしていきましょう。

グレードはIS350 F SPORTなので、ステアリングホイールの6時の部分にはF SPORT専用のバッジが貼付されていますが、基本的には現行モデルからの大幅な変更なし。

パドルシフトは設けられていますが、ステアリングホイール上の物理スイッチや、レバー式のオートクルーズコントロールなどは特に変更無しのようですね。

ダッシュボード上部に設けられたApple CaPlay/Android Auto/Amazon Alexa機能付き10.3インチのナビゲーションディスプレイはこれまでと同じですが(標準は8インチ)、現行モデルよりも数センチ近く手前に移動されていることから、リモートタッチ以外にも直接ディスプレイにタッチ操作できる仕様になっています(この辺りは新型RX/LC同様)。

電動パーキングブレーキ&オートブレーキホールド機能も採用!

前回のリーク画像では明確に確認できませんでしたが、センターコンソールにしっかりとオートブレーキホールド機能が設けられているのが確認できました(ドライブモードの手前にあるワイドなスイッチ)。

そして今回のビッグマイナーチェンジにて電動パーキングブレーキが標準装備されるので、一気に商品力が向上されますね。

ちなみに安全装備については、Lexus Safety System+2.5が採用され、歩行者/自転車検出機能を備える自動緊急ブレーキや、衝突前警告システム、ストップアンドゴー機能を備えるアダプティブクルーズコントロール、道路標識アシスト、レーンセンタリングテクノロジーを備える車線逸脱警報なども装備されます。

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Reference:motor1.com