フルモデルチェンジ版・トヨタ新型ハリアーの録画機能付きデジタルインナーミラーのドラレコ映像をチェックしてみた。本当に便利?残念なポイントも多数
早速録画したドライブレコーダーの映像をチェックしていこう
①:日中のフロントカメラ画像
それでは早速ドライブレコーダーにて撮影された画像をチェックしていきましょう。
まずはフロントカメラの画像。
解像度としては特に問題なく、前方車両のナンバープレートはもちろん、どういった車種なのかも判別できるレベルなので、使い勝手としては特に問題なさそう。
走行中の振動も特にありませんし、撮影している車両がブレたりとか、解像度が途中からおかしくなるなどのことはありませんが、動画として保存されるのが1ファイルあたり30秒ぐらいなので、ファイル数はかなり多めになっていると思います。
②:夜間のフロントカメラ画像
そしてこちらは夜間撮影時のフロントカメラのドラレコ画像。
日中同様に映像がボヤけたりすることもなく、前方のナンバープレートも確認できるので特に問題なし。
エンジン停止時の録画、音声録音は搭載されていない
但し、残念なことに録画されるのは映像のみで、音声は一切録音されていないため、何かしら口論になったり音声ファイルが必要な状況になったときはかなり不便かもしれません。
そういった意味では、音声ファイルも録音できるドライブレコーダーを別途装備しておくのもアリだと思いますし、駐車中のイタズラなどが気になる方は、絶対に外付けのドラレコを設置したほうが良いですね(駐車&エンジン始動していないときは撮影されない)。
モノによってはフロントカメラに車検証シールが映り込む?
あと、フロントカメラにて撮影している際には「車検シールが被るのか?」といった問い合わせもありましたが、そういった問題は一切ありませんでした。
もしかすると、各ディーラーや県によって使用される車検シールのサイズによっては、ドライブレコーダーに映り込む恐れはあるかもしれませんが、さすがにそこを考えずに車検シールを貼付することは考えにくいと思いますが…
③:日中のリヤカメラ画像
続いては日中のリヤカメラの画像を見ていきましょう。
リヤカメラは、デジタルインナーミラー同様に横長となるため、かなり広角はある一方で車両が近づいてきたときにナンバーが隠れてしまうのが難点。
映像自体は特に問題はないのですが…?
こうして信号待ちとかに車両が後続にいると、車種はおろかナンバーすら見えないので、この点はちょっと改良すべきポイントかもしれません。
④:夜間のリヤカメラ画像
そしてこちらは夜間時のリヤカメラ。
フロント同様にナンバーや車体がブレたりといったことはありませんが、やはり横長のためナンバーがすぐに見えなくなってしまうのはマイナスポイント。
こんな感じで、ちょっとでも接近してしまったらナンバーはすぐに見えなくなります。
新型ハリアーのデジタルインナーミラーは果たして便利なのか?ドライブレコーダーは不要なのか?
以上が新型ハリアーにて採用される前後方録画機能付きデジタルインナーミラーのドラレコ機能としてのインプレッションですが、一応Gグレード以上にて標準装備されているとは言え、88,000円という高価格帯で、音声録音できなかったり、後方録画が横長すぎてナンバーが見えなかったり、そして録画できる容量が最大32GBだったりと、総合的な機能性で見たらとんでもなく割高に感じるレベル。
あとはエンジン停止&駐車中に録画できないともなれば、路上荒らし対策としては全く使い物にならないので、そう考えたら外付け覚悟でドラレコを新たに購入した方が良いかもしれませんね。
私の新型ハリアーに関する納車後インプレッション/燃費/メンテナンス/維持費などのはコチラにてまとめております。