スペインにて、BMW「i3REX(レンジエクステンダー)」が炎上。発電機に問題有り?

2020-05-26

スペインのモレ・デル・バルレにて、夜中にBMWのiブランドモデル「i3REX」が大炎上。
今回発生した炎上事故については、詳細が明らかとなっていなく、不明な点も多く残っていますが、走行中の発煙事故ではないことが明らかとなっています。

目撃者の情報によると、「i3REX」はエンジンが掛かっておらず、特に誰かが放火したわけでもないとのことで意図的なものではないとのこと。


ちなみに、「i3」は昨年の春頃に発電機(レンジエクステンダー)関連の不具合によりリコールを発令しており、その際のリコール内容は以下の通りで、最悪の場合火災に至る恐れがあると発令済み。
ただ、以下の事例はあくまでも”走行時”を説明しているため、もしかすると別の問題が発生したのかもしれませんね。

燃料蒸発ガス排出抑止装置(パージエアホース)の不具合によるもので、モータ駆動用電力を発電するレンジエクステンダーにて、蒸発ガスを燃料蒸発ガス発散抑止装置(キャニスター)から原動機に送るパージエアホースの配索が不適切なため、当該ホースが電源ケーブルと干渉することがあるとのこと。
そのため、走行時の振動等によりホースが損傷して損傷箇所から蒸発ガスが漏れ、漏れた蒸発ガスが触媒等の高温部位にかかると最悪の場合、火災に至るおそれがあるとのことです。

関連記事:BMW「i3」が何度目かのリコール。今度はレンジエクステンダーの不具合で火災の恐れ有(2017/4/24投稿)

Reference:motor1.com

こんな貴重なスーパーカーも炎上に…
関連記事:マジで終わった。マラネロにて、世界限定7台のフェラーリ「F40GT」が炎上(2017/5/2投稿)

イタリア・マラネロにて、世界で7台しか存在しないハードコアモデルのフェラーリ「F40GT」が炎上する大事故が発生。
この個体を所有するオーナーは、これからフェラーリディーラにて、「ラ・フェラーリ・アペルタ」の納車のため、引取りに伺う途中、複数のフェラーリオーナーと走行中にいきなり大炎上してしまうという大事故が発生したとのこと。

この大炎上事故により、「F40GT」は完全修復不可能(フレームの残骸だけが残る)となり、大事な納車日に、希少すぎるモデルを失うという最悪の一日となりました。
もともと「F40GT」は、レーシング専用モデルだったのですが、公道走行可能となるように改造され、その価格として約2.8億円というとんでもない価格であり、パガーニ「ウアイラBC」とほぼ同等の価格となっています。