韓国・現代自動車が「Nシリーズ」からヒントを得たミッドエンジンモデルの開発を示唆

2020-05-26

韓国の自動車メーカ・現代自動車のNパフォーマンス部門が、新たなハイパフォーマンスモデルの開発を示唆。
そのモデルベースには、「i30」や「ヴェロスター」といったスポーツモデルが挙げられ、更にはスタンドアローンのNブランドスポーツカーに加えて、ミッドエンジン搭載の新たな個体がラインナップされる可能性が浮上しています。


今回のモデルについて、同部門で元BMW M部門のボスでもあったAlbert Biermann氏がトップギアのインタビューにて、レーシングミドシップ(MR)コンセプトに加えて量産モデルとしても登場するかもしれないと説明。

加えてこのモデルには、3つのバージョンがベースになるとのことで、パワートレインについては明確ではありませんが、2014年モデルの「ヴェロスター」をベースにしたRM14型(エンジン出力295hp)や、195kgも軽量化に成功したRM15型、更には2016年に登場したRM16 N型(エンジン出力300hp)で全く新しいプラットフォームを搭載するモデルがベースとの情報も。

過去これまでキャッチされてきたスパイショットでは、RM16 N型の可能性が示唆されてきましたが、これについては未だ言及されていないため明確な情報展開はされておらず。
ただ、これらのモデルについては、今のところ具体的なスケジュールを通して販売化することは無さそうで、そういったスポーツモデルよりも、上位ブランドであるジェネシスに匹敵するラグジュアリーモデルの開発と拡販に力を入れていくことが今後の主体になるのではないかと思われます。

Reference:motor1.com

関連記事:シカゴMSにて、韓国・現代自動車が「ヴェロスターN」を公開。VW「ゴルフGTI」がライバル?(2018/2/11投稿)

先日より開催中のアメリカ・シカゴモーターショー2018にて、韓国・現代自動車の最新スポーツモデル「ヴェロスターN(Veloster N)」が公開されています。
この個体は、同社レーシングモデル「i30N TCR」からインスピレーションを受けた第二世代の「ヴェロスター」モデルで、いくつかの技術的・視覚的アップデートをもたらしたホットハッチモデルとなります。

この個体の競合ともいえるモデルにはVW「ゴルフGTI」やホンダ「シビック・タイプR」といった強力なFFモデルたちが存在するわけですが、外観においては負けず劣らずともアグレッシブなフロントフェイスとスポーティなホイールを装備。

リヤデザインにおいても、まるでプジョー「3008/5008」といった鉤爪のようなリヤテールランプ、意外にも大口なデュアルエキゾーストパイプを装備することで攻撃的なデザインへと変貌。
また、このモデルには新たなスポーツサスペンションや改良された強力なブレーキ、電子制御のスリップディファレンシャルを追加。
パワートレインは、排気量2.0L 直列4気筒ターボエンジンを搭載し、最高出力275hp、最大トルク353Nmを発揮。トランスミッションは6速マニュアルギヤボックスを搭載します。
パフォーマンスとしては、0-100km/hの加速時間は6.1秒となっています。

インテリアは中々にスポーティな仕上がりとなっていて、フロントのスポーツシートやステアリングホイール、シフトノブ等もタイトに作られていますが、乗り心地は良好であるとのこと。

ダッシュボード周りも、スポーティな造りに加えて、ちょっとした高級感も演出されています。

なお、「ヴェロスターN(Veloster N)」は9月に生産がスタートするとのことで、韓国では年内には続々と出荷される予定となっています。