驚きよりも不安しかない。中国にて完成度の低いメルセデスベンツ「GLEクラス」の開発車両をキャッチ

2020-05-26

新型「GLEクラス」目撃も…

2019年モデルとして、新たなデザインにて登場することが期待されるメルセデスベンツ「GLEクラス(W167)」の開発車両を中国・北京の車検施設にてキャッチ。
外装は軽くカモフラージュされている程度ですが、フロントエンド(スポイラや通気孔)やホイールデザインを見る限りでは恐らくハイパフォーマンスモデルのAMGモデルだと思われるものの、「ようやくGLEもモデルチェンジか…というよりも、こんな雑な感じで大丈夫?」っとちょっと不安に感じるところも。


外観をチェックしていこう

気になる外観ですが、フロントグリルは非常に幅広く、両側に突出したグリルバーや大型ともいえるメルセデスベンツエンブレム、そして大きなハウジングを持つマルチビームLEDフロントヘッドライト等、デザイン性としては大きく変更される可能性が高そうです。

サイドから見てみると、そのスタイリングは滑らかですが、トップルーフがリヤハッチにかけて下っていくような線を描くわけではなく、逆にフラットにすることで居住性を改善(C・Dピラーは隠され、どんなデザインかは不明)。
若干の改善として、車体重心を低くするためにタイヤとホイールアーチとのクリアランスを小さくするために専用スポーツサスペンションを装着していると考えられ、加えてスポーツ仕様ならではの硬めの足回りになることが予想されます。

リヤデザインは全体的にカモフラージュが施されていますが、マフラ周りが何とも大ざっぱと言いますか…状況によっては発火する恐れのあるカモフラージュの仕方ですね。

インテリアも見ていこう

インテリアはこんな感じ。
ウルトラワイドスクリーンを設定(その下にはエアコンの吹き出し口が4つ)することにより、センターダッシュボードとはかけ離れた一体感とスタイリッシュさは欠けているにしても、見やすさは大幅に向上しています(もう一つのインフォテイメントディスプレイはステアリング後ろの画面に搭載)。

運転席はこんな感じ。
プッシュホーンセンターにあるメルセデスベンツロゴをテープにてカモフラージュしていますが、車体デザインやインテリアのレイアウトを見てしまった以上はメルセデスベンツの次期車両であることは確実。
未だにメーカがこういったわかりやすい偽装をするところにどういった意図があるのかは気になるところです。

リヤシートはかなりの居住性がありそうですね。
身長182センチの私が座っても、膝がシートバックに接触することは無さそう。
なお、この個体は中国市場にて大きく注目される一台で、もしかすると「GLE」のロングホイールベースモデルの可能性も高いかもしれません。

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Reference:CarNewsChina.com