ヘネシー「ヴェノムF5」が目標の最高速を500km/hにシフトアップ。そもそもそんなスピードで走れる場所があるの?

2020-05-26

「ヴェノムF5」は最高時速500km/hに到達することが可能

アメリカに拠点を置くヘネシー・パフォーマンスが新たに開発中の「ヴェノムF5」、この個体は元々最高時速300mph(約483km/h)を目標に開発が進められていたのですが、どうやら最近になってその目標値は変わり300mph→311mph(約500km/h)へと大きく引き上げられ、その速度に到達することが可能であることを示唆しました。


そもそも500km/hのテスト走行はどこで行う?

最高時速500km/hに到達するには、高速道路もしくは長い直線を持つ高速道路を完全封鎖し、貸切状態にしなければ実現できない記録で、その記録も来年初めごろを目標に一度行われる予定となっています(場所は不明だが、前回のケーニグセグ「アゲーラRS」が最高時速444.6km/hをたたき出したネバダ道路が濃厚)。

なお、ヘネシー・パフォーマンスCEOであるジョン・ヘネシー氏によれば「当社のCFDテストでは、483km/hを破るために最高出力 約1,520hpが必要である」とコメントしており、「ヴェノムF5」のエンジン出力をもう少しだけチューンアップすれば確実に500km/hに到達することが可能とのこと。

「ヴェノムF5」の競合はやはりケーニグセグ「アゲーラRS」

「ヴェノムF5」の気になるパワートレインは、排気量7.6L V型8気筒ツインターボエンジンを搭載し最高出力1,600hp/最大トルク1,762Nmを発揮。
エンジンには、鋼鉄シリンダスリーブを備えたビレットアルミニウムを採用し、軽量なカーボンファイバボディのシャシーに搭載します。
なお、車体重量は1,360kg以下になることが予想されていますが、この辺りは依然として不明なまま。
抗力係数は0.33と意外と高めですが、ブガッティ「シロン」と同等レベルといったところですね。

なお、販売台数は世界限定24台のみで、そのうち12台はアメリカに割り当てられています。
車両本体価格は約1.8億円と高価ながらも、直線番長を謳うブガッティ「シロン」の約3~4億円に比べれば安価で、ケーニグセグ「アゲーラRS」とほぼ同じ価格帯にて購入が可能となります。

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Reference:motor1.com