【インテリア編】三菱・新型「デリカD:5 URBAN GEAR」見てきた。内装の質感は抜群、快適性や操作性も考慮され…もうコレで良いんじゃね?

2020-05-27

新型「デリカD:5」のインテリアもチェックしていこう

11月21日より先行予約がスタートした三菱の新型ミニバンモデル「デリカD:5」。
現在、全国の三菱ディーラにて日替わりで先行展示会が開催されており、私の近くのディーラでも先行展示会が行われていたため早速現車をチェックしてきました(今回は【インテリア編】)。

新型「デリカD:5」は、そのスタイリングと現行モデルから大きく一新したデザインに対しての賛否がはっきりと分かれていて、現車を間近にてチェックしてみるとその派手さとダイナミックさが明確にわかるかと思います(明らかにカタログの印象とは大きく異なる)。
今回はインテリアをメインにチェックしていきますが、そのところどころに見られるパーツ類は現行「デリカD:5」には無かった高品質且つ高級感を多く取り込んでいて、今回のビッグマイナーチェンジにかける想いが強く伝わってくる一台だと感じられます。

▽▼▽エクステリア編はコチラ!▽▼▽


展示モデルはエアロフォルムの「デリカD:5 URBAN GEAR」

ちなみに、今回展示されていた個体は、エアロフォルムに身を纏う都会派ミニバンの「デリカD:5 URBAN GEAR」
グレードはURBAN GEARの中でも上位グレードとなるG-Power Package(税込4,207,680円)で、ボディカラーは有料色となるウォームホワイトパール(+税込43,200円)となります。
※参考までに新型「デリカD:5」のグレード別・価格帯一覧は以下の通り。

【新型「デリカD:5」:暫定価格一覧(税抜)】
グレード”M”:3,842,640円(3,558,000円)/型式[3DA-CV1W LUSFZ]
グレード”G”:3,942,000円(3,650,000円)/型式[3DA-CV1W LUDFZ]
グレード”G-PowerPackage”:4,082,400円(3,780,000円)/型式[3DA-CV1W LUHFZ]
グレード”P”:4,216,320円(3,904,000円)/型式[3DA-CV1W LUXFZ]
グレード”URBAN GEAR G”:4,067,280円(3,766,000円)/型式[3DA-CV1W LUPFZ]
グレード”URBAN GEAR G-PowerPackage”:4,207,680円(3,896,000円)/型式[3DA-CV1W LUFFZ]

早速フロントのドアを開けてみよう!

それでは早速、新型「デリカD:5」のインテリアをチェックするためにドアを開けていきましょう。
フロントドアを開けて真っ先に気付いたこととして、フロントアンダーパネルとサイドシルアンダーがフラットではないことが確認できます。

やはりエアロパッケージを装備していることもあってか、フロントドアの下の出っ張りが大きく目立っていることが確認できますし、内ドアの密閉されるブラックパーツの面積が大きく目立っていることがわかります。

内ドアパネルはこんな感じ。
ドアハンドル上には、URBAN GEAR専用のオーナメントパネルとなるバール杢が採用されていますが、このパネルが想像以上に高級感があるんですよね。まるで大理石のような木目調をイメージしているとのことですが、こうしたデザインアクセントはこれまでの三菱には無かったインテリアの攻めの部分でもあるので非常に好印象。

ウィンドウボタン周りのパネルもバール杢かと思いきや、この辺りは控えめのカーボン調パネルを採用していて手触りは非常に良いですし、もちろん高級感もありますね。

シートは標準のブラック・ファブリック

インテリアは標準装備となるブラックのファブリックシート&ダイヤモンドのアクセントステッチで、フロントのみ4way式パワーシート(それ以外は手動調整)を採用しています。
URBAN GEARでは、ファブリックシートはもちろんのこと本革シート(7人乗り仕様のみ選択可)のカラーはブラックのみで、標準車はファブリックがブラックとベージュの2種類本革シートはブラックのみ選択可能となっています。

シートの座り心地は?

背もたれやヒップポイント、太もも裏にフィットする部分にはふんだんにダイヤモンドステッチを採用していますね。

実際にシートに座り込んでみると、シートはほんの少しカタめの印象を受けますね。
近くにあった現行「デリカD:5ジャスパー」と比較すると、現行モデルの方が少し柔らかく、新型の方が少しカタめに作られているように感じました。

今回の新型「デリカD:5」では、静粛性や遮音性を向上させただけでなく乗り心地にもより一層配慮が施されているとのことだったので、走行時の振動を少しでも低減するためにシートの密度をより高くしているのかもしれません。

ちなみにこの思想には三菱がロングドライブを意識して設計しているとのことで、トヨタ「ヴェルファイヤ/アルファード」のようにフカフカとしたソファーのようなすわり心地ではない、フィット&ホールド感を強調させた疲れにくいシートをイメージしているとのこと。

 

こちらは助手席のファブリックシートとなります。

こちらはセンターコンソール部分。
ドライバと助手席用のドリンクホルダやフリースペース、更にはシート側両サイドにはシートヒータが装備されていますね。

ステアリング周りやダッシュボードは?

ステアリング周りはこんな感じ。
3スポーク式ではなく4スポーク式でステアリングハンドルも少し太めに作られています。
パドルシフトも標準的に装備されていますが、これだけ長いパドルシフトを採用するというのも珍しいですね。とにかくその存在感が強いです。

ステアリングの位置調整は手動となり、上下移動のチルトのみが設定可能ですが、前後移動のテレスコピックは設定不可能となっています(これはちょっと期待していただけに残念!)。

ステアリング周りの物理ボタンの配置はこんな感じ。
エンジンスタートはイグニッション式ではなくSTART&STOPエンジンスイッチへと変更されています。

インストルメントクラスター等のインフォテイメントディスプレイはこんな感じで、現行モデルからの大幅な変更は特に無いものの、ゲージの背景にはカーボン調に仕上げられ非常にスポーティ。

 

インパネ周りはこんな感じ。
上から10.1インチのクラリオン製ナビゲーションディスプレイや、エアコンスイッチ、駆動切替え用の三菱AWC(All Wheel Control)、センターシフトノブ(シフトブーツ付で高級感アップ)になります。

こちらが噂の10.1インチのクラリオン製ナビゲーションディスプレイとなりますが、これが結構デカイこと何の。
これはナビゲーション取付けキット(リヤモニタ付)が税込24,840円10.1インチナビゲーションディスプレイが税込271,728円で、約30万円程になりますが付けておく価値は十分にあると思いますね。

っというのも、このナビゲーションを設定することで残価設定での支払いの際に、残価率を1%アップさせることができます(これは三菱としても初)。
厳密には、1,000km/月 契約であれば、3年残価で60%→61%、4年残価で51%→52%、5年残価で42%→43%となります。
ただ、残念なことにリヤモニタを設定してもこれは残価率アップの対象にはならず、あくまでも10.1インチナビゲーションディスプレイのみが対象となるため注意が必要です(11.5インチのリヤモニタは本体だけで税込130,788円)。

三菱AWDダイヤルの位置も改良され操作性が向上しているとのこと。

こちらは助手席側のオーナメントパネルとなるバール杢ですが、やはりこの高級感は特別なものがありますね。かなり美しいです。

セカンドシートもチェックしていこう

続いては2列目となるセカンドシートに行ってみましょう。
実際に乗り込んでみたときの印象としては、182cmの私の場合であれば少し屈んだ状態にて入り込むことができますね。

セカンドシートはこんな感じ。
こちらは両シートとも手動での背もたれ&スライド調整となりますが、特にこの辺りの操作性については気にならない感じですね。

2列目から見た空間はこんな感じ。
決して圧迫感の無い、広々とした室内空間となっています。

スライドドアの内ドアにもしっかりとバール杢のオーナメントパネルが配置され、ウィンドウ操作のパネルもカーボン調に仕上げられていて、細部まで抜かりがありません。

実際にセカンドシートに乗ってみるとこんな感じ。
足元のスペースは広々としていて全く窮屈無くゆったりと座ることができます。

前方のセンターにはドリンクホルダーが設けられ、非常に取りやすい位置にあります。

最後は3列目シートをチェック

最後は3列目シートですが、これはバックドアギリギリのところに配置されていることもあり、こちらも足元のスペースはとにかく快適。
背もたれ部分は折りたたむことを想定すると身長の高い方には不向きですが、お子さんや小柄な女性には十分だと思います。

3列目にはしっかりとドリンクホルダが2つ設けられ、ホットとコールドの両方が置けるといった配慮も。

エアコンの吹き出し口はこんな感じですが、真上ではなく少し斜めに配置されることで手に届きやすいといったメリットがあるの非常に良いですね。

結局どうなの「デリカD:5」?

以上が新型「デリカD:5 URBAN GEAR」の【インテリア編】となりますが、外観だけでなく室内空間や質感も申し分なく、細かいところまで三菱のこだわりとこのモデルにかける想いが相当に強いことがわかりました。間違いなく買いの一台だと思います。

なお、以下は新型「デリカD:5」の主要緒元となります。

【「デリカD:5 URBAN GEAR」主要緒元】
全長4,800mm×全幅1,795mm×全高1,875mm
ホイールベース:2,850mm
駆動方式:4WD
最低地上高:185mm
車両重量:1,950kg(G-Power Package)
乗員定員:7人乗り
最小回転半径:5.6m
燃費(JC08モード):13.6km/L
エンジン:排気量2.2L 直列4気筒ディーゼルターボチャージャーエンジン
最高出力:145ps/3,500rpm
最大トルク:380/2,000rpm
使用燃料/タンク容量:軽油/64L

三菱・新型「デリカD:5」に関する最新情報はコチラにてまとめております。

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