フォルクスワーゲンのEVスーパーカー「I.D. R」が遂にニュルブルクリンクに挑む。もしかするとポルシェのあのモデルに勝てるかも?

2020-05-27

「I.D. R」がニュルに殴り込みだ!

フォルクスワーゲン(VW)が発表したオールEVスーパーカーの「I.D. R」といえば、昨年にパイクスピーク・ヒルクライムにて世界初となる7分57.148秒を記録し、さらに次のイギリス・グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード2018でも世界最速となる43.05秒をマークしましたが、遂に同車にてドイツ・ニュルブルクリンク・ノルトシュライフェ(北コース)に挑戦することを公式発表しました。


ところでニュル最速モデルってなんだっけ?

ニュルブルクリンクでの最速記録といえば、総合ランキングではポルシェ「919ハイブリッドEvo」の5分19.55秒、電気自動車モデルでは中国メーカ・NextEV「NIO EP9」で6分45.90秒、市販車モデルではポルシェ「911GT2RS MR」で6分40.3秒となりますが、フォルクスワーゲンの研究によれば「I.D. R」は6分を切ることが可能とのこと(周回平均速度は驚異の185km/h)。
したがって、ポルシェ「911GT2RS MR」とNextEV「NIO EP9」の記録を抜くことは意外と容易であり、最強のライバルはまさかの傘下にあるポルシェ「919ハイブリッドEvo」ということになりそうです。

なお、このタイムアタックに挑戦するのは、昨年のパイクスピーク・ヒルクライムにてベストタイムを記録したRomain Dumas氏で、彼は過去に幾度となくニュルブルクリンクでのテスト走行を実施しているため、ある意味最もラップタイム更新を期待できる人物かもしれません。

ちなみに「I.D. R」のパワートレインはモータ2基を搭載し、システム総出力は680hp、最大トルク650Nmを発揮。
ボディ素材はカーボンファイバを採用し、軽量化に軽量化を重ね車体重量は1,100kg以下を実現。
パフォーマンスとしては、0-100km/hの加速時間が2.25秒にて到達します。
これだけのスペックを兼ね備えていれば、ニュルでの最速記録も夢ではないかもしれません。

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Reference:autoevolution