これ本当?ホンダ新型S2000にシビック・タイプRのエンジンを搭載して復活するとの噂が浮上。電動化を推進するホンダに一体何が?

ホンダは今”儲からない企業”になっている

ホンダは現在、そのオペレーションコストの高さが起因しての売上高利益率は20%台ではあるものの、ここにリコールやサービスキャンペーンなどの負担費用が加味されると(特に最近ホンダでは117万台相当のサービスキャンペーンを届け出たばかり…)、その利益率は5%以下にまで下がるため、「利益の出にくい企業」となっています。

そんな状況下で設計を一から見直し、しかもニッチな市場を対象にアルミやカーボン、更にはシビック・タイプRと同じエンジンを採用して利益の出にくいS2000を投入するとは考えにくいのが正直なところ。

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これについては、ホンダの製品計画担当シニアマネージャーである森隼人 氏もコメントしていて、「スポーツカーを復活させることには十分に関心が無い。こういったモデルで利益を得るのは非常に難しい」とのことから、フォーブスが報じるS2000の復活の噂はさすがに現実的ではないと思われます。


「待望=購入」となる可能性は極めて低い

もちろん、そういったモデルが登場することで活気が出ることは間違いないのですが、現実的に「売れるかどうか」はまた別の話で、先日の日産のフルモデルチェンジ版・新型フェアレディZ(Nissan New Farilady Z)みたいに、実車を公開してパフォーマンスの高さや先進性をアピールしても、これが本当に売れるのか?と言われると、自信を持って「売れる!」と言い切れないのも正直なところ。

以前のブログでも公開しましたが、ホンダは今の利益率を鑑みて、ラージサイズミニバン・新型オデッセイ(New Odyssey)を国内市場からの撤退を検討していて、ゆくゆくは北米市場向けにシフトするとも報じられています。

少しでも利益率を確保するために、ホンダもひっ迫した状況で闇雲にスポーツモデルを市販化するのも考えにくいですし、スポーツモデルは次期シビック・タイプRやNSXに留まるのではないか?とも考えたりします。

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Reference:Forbes