実際に現存するのは僅か1台。フェラーリ330LMBを現代版として作り上げたチューナーが登場。真のフェラーリ好きによって実現した奇跡の物語

当時の設計データをもとに忠実に再現された330LMBのレプリカモデル。その姿は偽物かどうかさえもわからないレベル

引続き330LMBのレプリカモデルを見ていきましょう。

車内ももちろん本物の330LMBのデザインをベースに作成しているため、当時のシャシーナンバー4725を製造していた関連人物の力を借りることで忠実に再現し、その見た目はほぼ本物に寄せている感じ。

ただオールハンドメイドということもあり、ダッシュボードが一部不完全だったりもしたそうですが、この点は現代的にカバーしているとのこと。


330LMBはレーシング専用モデルではなく公道仕様モデルに改造

トランスミッションは4速MTではなく新設計の5速MTへと変更され、公道仕様にマッチするために高トルクスターターモーターや電子点火技術の採用、電気燃料ポンプ、最新の電圧レギュレーター、電気ウォッシャーモーター、外部リベットタンク内のフルファイヤシステムと溶接された漏れの無い燃料タンクが採用されています。

シートなども当時のデザインを取り入れつつ、座り心地などは現代版として質感を向上させ、本革の肉厚もアップ。

ホイールはもちろんワイヤタイプを採用しますが、洗車時の手入れはかなり大変そうですね。

タイヤサイズまでは明らかになっていませんが、現代では中々購入できないモデルではないかと思います。

現代版として復活した新型300LMBは、今のところ市販化の予定はないものの、販売されるとしたら数億レベルになるのではないかと予想されます。

【Bell Sport & Classic 330 LMB Project】

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Reference:CARSCOOPS