フルモデルチェンジ版・ホンダ新型ヴェゼルの雨道(ウェット路面)での安定感は予想以上に凄かった!ロードノイズや静粛性などもインプレッション

タイヤはもちろんのこと、四輪駆動ならではの安定感も影響しているのかもしれない

さてさて、私に納車されたホンダのフルモデルチェンジ版・新型ヴェゼル(Honda New Vezel)e:HEV Z×四輪駆動(4WD)ですが、2021年5月下旬に入ってから雨量も多く、ウェット路面での走行頻度が非常に多くなったように感じられます。

ドライな路面に比べて、車両のスリップ頻度が高かったり、グリップ力が弱まったり、走りの面で大きくパフォーマンスが低下するような印象も受けがちですが、いざ新型ヴェゼルにて雨道を走行してみても走行中の安定性が非常に高いことが明らかになっています。

まだ高速域でのウェット路面でのインプレッションはできていないものの、街乗りやちょっとした単距離移動を繰り返しての簡易的なインプレッションをご紹介していきたいと思います。


e:HEV Z/e:HEV PLaYに装着されるミシュラン製プライマシー4は雨道に強いのがウリ

ちなみに私の新型ヴェゼルe:HEV Zでは、18インチアルミホイール×ミシュラン製・プライマシー4(MICHELIN PRIMACY 4)が標準装備されていて、比較的にこのタイヤは雨道でのパフォーマンスが高めと云われています。

具体的には、ナンバリングモデルのプライマシー3に比べて、摩耗時の溝体積減少を抑制するためのストレートグルーブのサイド壁部分を垂直に近づけたり、横断面の溝面積を周方向で均一化することでパターンノイズの音圧変動を抑えるなど、その工夫はかなりダイナミック。

低温時の柔軟性を高めるため、ウェットグリップを向上させる配合剤シリカも、プライマシー3に対して配合量を高めているとのことですが、この機能性が大きな恩恵を受けているのか、水たまりの路面でのローンチスタートによるスリップは殆ど無く、普段のドライ路面での走りとそん色ないレベルで走れているのが正直なところ(あくまでも感覚的な話)。

もちろん、過度なアクセルワークや急発進、急加速は一切していないため、プライマシー4本来の極限性能を把握することは難しいですが、普段の街乗りでの安心感に加え、静粛性の高さは特筆すべきものがあり、改めて新型ヴェゼルの素材の選び方や拘り、そしてフルモデルチェンジしたことによる質感の向上が、雨道でも体感できてよかったところです。

新型ヴェゼルのブレーキングの弱さが少し勿体ない

なおプライマシー4の基本コンセプトには、「履き始めから履き替え時までウエットブレーキング性能の向上を実現させたタイヤ」と謳われていますが、新型ヴェゼルのブレーキングは踏み始めの初動が少し弱い印象で、前回のインプレッションでもお伝えした通り、5段階でのブレーキング力があった際、2~3のブレーキング力がちょっと抜けているように感じて、ある程度踏み込んでいかないとブレーキが効きにくいという印象です。

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ただ、このブレーキングはドライでもウェットでもそのレベルは変わらないと感じているため、そういった意味では、雨道本来の強みは生かせているのではないかと考えています。

新型ヴェゼルのロードノイズは競合他車に比べてどうだ?気になる続きは以下の次のページにてチェック!