【公道試乗編】フルモデルチェンジ版・トヨタ新型アクアに乗ってきた!先代アクアとは全くの別物…新世代ハイブリッドの走りや乗り心地の評価はどうだ?

2021-07-24

引続き新型アクアの試乗インプレッション!

引続きトヨタ新型アクアの試乗インプレッションをチェックしていきましょう。

新型アクアを運転しての見晴らしはどうだ?

続いて運転席からの見晴らしについてですが、これも初代アクアとの比較になりますが、少しフロントウィンドウを立たせた状態になっているのか、見晴らしは非常に良く、しかし新型フィット4のような極細サブAピラーを採用しているわけではないので、この辺りの見晴らしの良さという点では新型フィット4の上だと考えています。

あとはこのリヤクォーターウィンドウですが、葉っぱの形状をイメージしたデザインで、パット見では後方視界はかなり悪そうに見えるものの、実際に試乗してみると意外とそうでもなく、初代アクアと変わらないというのが正直なところです。


コンパクトカー初のスウィングバルブショックアブソーバーはかなり良いぞ

なお私が今回試乗して最も感動したのは足回り。

Zグレードにて標準装備のスウィングバルブショックアブソーバーを採用したことにより、カーブに差し掛かったときの挙動はほとんどなく、自身の思うようなコーナリング・操作ができたのは感動レベルで、「ここまで車体がブレズに曲がれたのは凄い…」と感じる程。

しかも初代アクアにて感じていた、マンホールやちょっとした段差を乗り越えたときの衝撃・ショックを上手く減衰していて、かなりフラットな乗り心地を提供していることにも驚き。

そういった意味では、同じBセグメントハッチバックなのに全く別の乗り物に感じたのが正直なとろで、ただ単純に静粛性を高めるだけでなく、レクサスES/LSやマークX GRMNなどに採用された専用パーツを採用したこと、おまけにコンパクトカーとしては初とのことで、トヨタがこのモデルに注力する理由が何となく理解できたように感じられます(ここまでしないと競合のハッチバックモデルに対抗できないという危機意識の高さも伺える)。

以上が新型アクアを公道試乗してのインプレッション・感想となりますが、先述にもある通り、ここまで上質で安定性が高く、且つスポーティでアクティブな走りができるハッチバックは中々に珍しく、初代アクアどころか新型ヤリスよりもハイレベルな走りを提供していることがわかりました。

「新型アクアがコンパクトカー市場を独占するかもしれない…」とも感じますし、これであれば電動パーキングブレーキ&オートブレーキホールドを搭載しなくても十分対抗できるかも…と思わせるほどの完成度だと思います。

後席はちょっと残念なポイントも…

あと、これはちょっとした補足になりますが、今回の試乗では後席に乗ってのインプレッションも行ったのですが、残念ながら後席のリクライニング機能は無く、おまけに後席のシート角度は垂直に近いので、快適性という面では圧倒的にホンダ・フィット4と日産の新型ノートe-POWERの方が上だと考えています。

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