【価格は2,794万円】日本仕様のホンダ新型NSXタイプSが2021年8月30日に発表!何とトヨタ新型ランクル300同様に転売防止の誓約書必須…衝撃の見積もりも見ていこう
購入方法もかなり困難!ホンダはとんでもないモデルを発表してしまうようだ
さてさて、2021年8月13日に世界初公開された世界限定350台のみ販売されるアキュラ(ホンダ)新型NSXタイプS(Acura/Honda New NSX Type S)。
北米市場向けは300台、日本市場向けは僅か30台のみ、残りは欧州市場などに20台というシビアな割り振りとなっていますが、遂に日本市場向けに関する詳細な情報が明らかとなりました。
前述にもある通り、日本市場向けは限定僅か30台のみで、販売ブランドはホンダ、右ハンドル仕様となっていますが、具体的な販売価格やオプション内容と価格、どういった条件にて販売されるのか?見積もり金額は?そして誓約書など…気になる詳細情報を全てチェックしていきたいと思います。
日本仕様の新型NSXタイプSは、北米市場と同じデザインで、同じスペック
まずはおさらいも兼ねて、日本仕様の特別仕様車NSXタイプSの内外装デザインとスペックについてですが、エクステリアは北米市場向けのアキュラブランド同様に、大口化されたフロントグリルとエッジを効かせたフロントノーズ、そしてワイド&ローを際立たせたエクステリアに仕上げることで、一気にエクストリームなスーパーカースタイルへとアップグレード。
フロントだけでなくリヤビューも同様で、一文字テールランプはそのままに、リヤロアバンパー周りのフォルムやデザイン、更にはリヤディフューザーなどもNSX GT3レースカーから着想をえることにで一新し、空力特性やデザインも格段にアップデートされています。
エンジンスペックやバッテリー容量も向上し、システム出力もホンダ史上最強に
パワートレインについても同様で、スタンダードなNSXをベースとして排気量3.5L V型6気筒ツインターボエンジン+トライモーターを搭載したハイブリッドシステムを採用。
ここにNSX GT3 Evoレースカーのターボや、全く新しいフューエルインジェクション、そして改良されたインタークーラーを採用することでブースト圧を+6%向上させ、システム総出力581ps→610ps/最大トルク646Nm→667Nmへと向上。
更にハイブリッド側においては、バッテリー容量が20%&ローレシオ化+20%増加していて、バッテリー出力は+10%向上、そしてフロントモーターのギア比は、スタンダードなNSXの10.382:1ではなく8.050:1に低下します。
トランスミッションは9速DCTと変わらずですが、一部改良によりシフトアップのスピードが50%早くなり、更にラピッドダウンシフトモードが追加され、一気にシフトダウンする際にギア移動をスキップすることができるため、より効率よく走りのアップダウン設定が可能になります。
インテリアは大きく2種類、インテリアカラーも最大3色から選択可能
続いてインテリアを見ていきましょう。
インテリアは大きく2種類に分けられ、セミアニリンレザー&アルカンターラのスポーツシート(ニューレッド/エボニィ/オーキッドの3色)が標準装備となり、メーカーオプションとしてフルレザーシート(ニューレッド/エボニィの2色)が準備されます。
ダッシュボードについても、”Type S”の刺繍付で、素材もアルカンターラを使用することで一気に質感を向上させています。
日本仕様向けNSXタイプSのボディカラーをチェックしていこう
ここからは日本仕様向けの新型NSXタイプSのボディカラーをチェックしていきましょう。
日本仕様向けは全10色がラインナップされ、その内の2色が新色として追加されるわけですが、実はその中の”とあるカラー”を選択すると誓約書の記載を求められることになります。
新型NSXタイプSのボディカラーは以下の通り。
◇[NEW]カーボンマットグレーメタリック(有償カラー:630,000円)
◇[NEW]ロングビーチブルーパール(有償カラー:88,000円)
◇クルバレッド(無償カラー)
◇ベルリナブラック(無償カラー)
◇130Rホワイト(無償カラー)
◇カジノホワイト・パール(有償カラー:88,000円)
◇サーマルオレンジ・パール(有償カラー:88,000円)
◇インディイエロー・パールⅡ(有償カラー:88,000円)
◇バレンシアレッド・パール(有償カラー:630,000円)
◇ヌーベルブルー・パール(有償カラー:88,000円)
以上が日本市場向けのボディカラーとなりますが、新色のカーボンマットグレーメタリック(北米名:ゴッサムグレー)とバレンシアレッド・パールは最も高価な+63万円、それ以外の高品質パールカラー系は+8.8万円、残りのカラーは無償となります。
カーボンマットグレーメタリックを選ぶ際は、誓約書の記載が求められる
そしてこの中でちょっと面倒なのがカーボンマットグレーメタリックで、実はこのカラーは日本で2台分しかオーダーできず、更に購入の際に強制的に誓約書の署名を求められます。
この理由については、仮にこのボディカラーが納車されてから事故などを起こした場合、板金や再塗装する際に全く同じカラーを再現することが難しい色合いになるため(艶無しのカラーはとにかく維持やメンテナンスが難しい)、「新車納車時もしくは事故前のカラーを再現することができないかもしれない」という条件を示した誓約書になります。