日本仕様のトヨタ新型カローラクロスのちょっと残念なポイント!「燃料タンク容量が少ない」「LEDヘッドランプのメーカーオプション設定が無い」等
新型カローラクロスのちょっと残念なポイントの続き
引き続き、トヨタ新型カローラクロスのちょっと残念なポイントを見ていきましょう。
新型カローラクロスのLEDデイライトやシーケンシャルウィンカーは上位グレードZのみ
続いてはトヨタ新型カローラクロスのヘッドライトについてですが、同車は新型アクアなどのように、LEDヘッドランプ系のメーカーオプション設定が無く非常にシンプルなオプション構成になっています。
廉価グレードG”X”やエントリーグレードG、中間グレードSは「Bi-Beam LEDヘッドランプ+ターンランプ+クリアランスランプ」が標準装備となり、上位グレードZのみ「Bi-Beam LEDヘッドランプ+LEDシーケンシャルターンランプ+LEDクリアランスランプ&LEDデイタイムランニングランプ」が標準装備。
これは言い方を変えると、上位グレードZのような精悍なヘッドランプにするためのオプション設定がなく、エントリーグレードG/中間グレードSでは、Zグレードのようなヘッドランプにすることができないということになります。
そういった意味では、グレードによって明確な差別化ができるので大きな特徴の一つにもなるのですが、LEDシーケンシャルやLEDデイライトだけでも設けたい場合は、上位グレードZ以外選択肢が無いため、この辺りの上位グレードへの誘い方は強引ではあるものの、ある意味トヨタらしい戦略だと思います。
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パワートレインがタイ市場向けと同じ旧世代タイプ
続いては、前回のブログでもお伝えした通り、タイ市場向け同様にパワートレインが旧世代のものを流用しているという事。
具体的には以下の通り。
◇ガソリンモデル・・・排気量1.8L 2ZR-FAE型直列4気筒自然吸気エンジン(最高出力140ps/最大トルク170Nm)
◇ハイブリッドモデル・・・排気量1.8L 2ZR-FXE型直列4気筒自然吸気エンジン(最高出力98ps/最大トルク142Nm)+フロントモーター(最高出力72ps/最大トルク163Nm)+リヤモーター(最高出力7.2ps/最大トルク55Nm)
ちなみに北米市場向けは、新型ハリアー(New Harrier)/RAV4のガソリンモデルと同じ排気量2.0L 直列4気筒ダイナミックフォースエンジンを搭載しますが、日本市場向けはこのパワートレインを採用せず。
そう考えると、パワートレインの魅力が低いためにRAV4/新型ハリアーを購入した方が良いのでは?とも思ってきたり。
RAV4/ハリアーのパワートレインが魅力的でもサイズ面でちょっと…
但しカローラクロスのサイズ面について、全長4,490mm×全幅1,825mm×全高1,620mmとヤリスクロスとRAV4の中間的なサイズ感ですし、最小回転半径も5.2mと取り回しや使い勝手もかなり良さそう。
参考までに、ヤリスクロス/RAV4、そして競合モデルとなる新型ヴェゼルのボディサイズは以下の通り。
◇ヤリスクロス:全長4,180mm×全幅1,765mm×全高1,590mm
◇カローラクロス:全長4,490mm×全幅1,825mm×全高1,620mm
◇RAV4:全長4,600mm×全幅1,855mm×全高1,685mm
◇ヴェゼル:全長4,330mm×全幅1,790mm×全高1,590mm
CD/DVDデッキはメーカーオプション扱い、SDカードスロットは無し
これは最近のトヨタ車では当たり前になってきたので、そこまで驚くことではないのですが、新型カローラクロスでは、全グレード7インチのディスプレイオーディオが標準装備となり、中間グレードS/上位グレードZに限り、メーカーオプションにて9インチディスプレイオーディオに設定することが可能です。
ただその一方で、ナビゲーション機能は無いために、+11万円ほどのT-Connectナビキットをディーラーオプションにて設定したり、CD/DVDデッキも元々装備されていないため、これもディーラーオプションにて設定するなどオプション費用も高額になっていきます。
あとはSDカードスロットも設定されないため、例えば乗り換え前にメディア再生用として活用していたSDカードがある場合、USB変換するためのユニットを購入したりと、何かと煩わしいことも多くなるかもしれません。
そういった場合は、以下の関連記事にてSDカード→USBへと差込変換するようなユニットも販売されているので、気になる方は参考にして頂けますと幸いです。
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