【価格は124.3万円から】マイナーチェンジ版・ダイハツ新型タントが2021年9月21日に発売!更に一部改良版・ホンダ新型N-BOXも電動パーキングブレーキ採用予定
遂にマイナーチェンジ版・新型タント/タントカスタムのグレード別価格帯も判明!
さてさて、2021年9月21日に発表されたダイハツのマイナーチェンジ版・新型タント(Daihatsu New Tanto)ですが、遂にこのモデルのグレード別価格帯や新たな変更内容が明らかになりましたので、早速その詳細をご紹介していきたいと思います。
発売スケジュールは従来通り9月21日(火)となっていますが、トヨタ/レクサス同様に昨今の諸事情によるロックダウンが影響し、部品供給で工場稼働停止期間が延長されるため、その影響もあって納期は大きく遅れる恐れがあるとのこと。。
具体的な工場停止と対象モデルは以下の通り。
工場名:本社(池田)工場
稼働停止日程:2021年9月13日~17日 合計5稼働日※コペンファクトリーは稼働
生産車種:トール、ルーミー、ジャスティ、ブーン、パッソ、コペン
工場名:ダイハツ九州株式会社 大分(中津)第2工場
稼働停止日程:2021年9月13日~14日 合計2稼働日
生産車種:ミライース、ピクシスエポック、プレオプラス、ミラトコット、ムーヴ、ステラ、キャスト、ピクシスジョイ、タフト
工場名:滋賀(竜王)第2工場
稼働停止日程:2021年8月23日、30日~9月17日、27日 合計17稼働日
生産車種:ロッキー、ライズ、タント、シフォン、ムーヴキャンバスvia:Daihatsu
電動パーキングブレーキ&オートブレーキホールド機能が一部のグレードのみに標準装備!
まずは今回のマイナーチェンジで最も大きな変更・改良となったのが、電動パーキングブレーキ&オートブレーキホールド機能(上の画像はホンダ新型フィット4)。
昨今の新型車では標準的に採用され、特にタントの競合モデルともみえるスズキ・スペーシア(Suzuki Spacia)やホンダN-BOXでは未だ採用されていない機能の一つです。
ただ一つ注意してほしいのは、この電動パーキングブレーキ&オートブレーキホールドは、全グレードに標準装備されるわけではなく、ターボモデル(Xターボ/カスタムRS/カスタムRSスタイルセレクション)に限り標準装備されるため、自然吸気系のモデルには設定されません。
こうした便利機能を追加することにより、ダイハツも軽自動車新車販売ランキングにおいてトップを狙う計画があるものと予想されますが、先述にもある通り、2021年9月~10月は部品供給の滞りにより、台数を売ることはかなり難しそう。
この問題が収束したときにどこまで台数を引き上げることが出来るかが注目ポイントです。
実はN-BOXも2021年12月以降に一部改良で電動パーキングブレーキが標準装備予定
ただその一方で、2022年12月以降にホンダN-BOXも一部改良予定となっていて、電動パーキングブレーキ&オートブレーキホールド機能をようやく採用し、更に生誕10周年を記念した特別仕様車も発表予定(ようやくホンダディーラーにも一部情報が回ってきた模様)。
特にN-BOXの電動パーキングブレーキに関しては、新型タントのように”一部のグレードのみ装備”というわけではなく、ターボ系や自然吸気系も含めて全グレード標準装備予定なので、この点での商品力の高さや抜け目の無さはホンダらしいところ。
新型タントの発売開始時期によっては、新型N-BOXとかなり近い時期になる恐れもありますし、まずは現状の部品供給不足を解消できない限りは何とも言えないところ。
日産にも採用されているコーナリングトレースアシストが追加設定!
この他の追加機能としては、コーナリングトレースアシストが装備されるとのことですが、タフトでも設定されていないドライビングサポート機能の一つ。
日産のインテリジェント・トレースコントロール(コーナリング安定性向上システム)近い機能性を持ちますが、ドライバーのハンドルやアクセル、ブレーキ操作を検知することで、それらの情報から各輪のブレーキを制御し、車両の挙動を滑らかにすると同時に応答性を高めるなどして安定感のあるコーナリングを実現します。
こういった機能を新型タントに採用してくる辺り、ダイハツも軽トールワゴン市場での危機意識を持っているものと予想され、その一方で、今回のマイナーチェンジにおいて内外装デザインを殆ど変更してこなかったということは、それだけデザイン性の評判は高いということが伺えそうです。