日産・新型フェアレディZの量産仕様とプロトタイプは「どこがどう違うのか」比較してみた。改めて見比べてみると、変わっていないようで少々変わっているところもあるんだな…
引続きプロトタイプモデルと量産モデルの日産・新型フェアレディZを比較していこう
新型フェアレディZを比較②(サイドビュー)
続いてはサイドビューをチェックしていきましょう。
プロトタイプと量産モデルを見比べても、基本的にはビッグマインチェン前Z34/Z33から引き継がれた個性的なルーフラインと、ロングノーズ&ショートデッキ風スタイルで、いかにもスポーティな2ドアクーペであることが確認できます。
ちなみに新型フェアレディZのボディスタイルは、先述にもある通りZ34/Z33から上手く引き継がれ、ホイールベースが全く同じなのはもちろんのこと、全高と全幅のサイズ感はほぼ同じ(新型の方が+1mm大きい)。
そして全長に関しては、より伸びやかでロングノーズ且つエッジを効かせたデザインにしていることもあり、ビッグマイチェン前に比べて+119mm延伸されているので、よりダイナミックなボディに感じられるのではないかと思います。
少し話は逸れてしまいましたが、サイドビューで見るプレスラインやウェストラインなどはほぼ同じで、大きく異なるのは北米仕様のサイドマーカーの有無や、タイヤのレタリングぐらいでしょうか。
新型フェアレディZを比較③(足もと)
そしてこちらは足元の比較画像。
プロトタイプモデルはダークグレーに近いデュアル5スポーク19インチアルミホイール+”NISSAN Z”のタイヤレタリングが貼付され、ブレーキディスクはドリルド式。
一方で量産モデルは、特別仕様車Proto Spec専用のブロンズ仕上げとなるデュアル5スポーク19インチアルミホイールを装着し、ブレーキディスクはドリルド式もスロット式も採用していないシンプル仕様となっています。
新型フェアレディZを比較④(リヤクォータービュー)
続いてはリヤクォータービューをチェックしていきましょう。
そこまで大きな変化は無いように思えたリヤクォーターですが、まずプロトタイプでは装着されていなかったトランクスポイラーが量産モデルでは採用され、シャークフィンアンテナも量産モデルで追加。
そして量産モデルでは、リヤディフューザーが追加されるなどで一気にスポーティでアグレッシブな要素が加味されていますが、特にトランクスポイラーは初代S30をデザインテイストを取り入れるための追加要素なのだと思われますが、どうやらグレードによってはトランクスポイラーが装着されないものもあるそうです。
新型フェアレディZを比較⑤(リヤデザイン)
そして最後はリヤデザイン。
テールランプやリヤエンブレムなどは同じだと思われますが、リヤロアバンパー部分は、プロトタイプモデルだとカーボン調に仕上げられていたものの、量産モデルでは無塗装ブラックの樹脂に仕上げられているようにも。
あとはテールゲート部分に貼付されていた”Fairlady Z”のバッジが排除されていますが、今回公開されている量産モデルは、あくまでも北米市場向けで車名も”Z”になるため、恐らく日本仕様向けは”Fairylady Z”のバッジが貼付されるものと予想されます。
ちなみにこちらが、プロトタイプモデルで公開されたFairlady Zのネームバッジ。
以上が新型フェアレディZのプロトタイプモデルと量産モデルのエクステリア比較となりますが、ざっくり見てみるとほとんど変わっていないようには見えるものの、いざ細部を見ていくと「意外と変化してるところも多いんだな」という印象です。