トヨタ新型カローラクロスに試乗して気付いたこと。「新型ヴェゼルよりも見晴らし良く、信号の確認がし易い」「パノラマルーフは快適なのだが…」等

トヨタ新型カローラクロスは実用性に重きを置いている分、ちょっと粗い部分もある?

ただその一方で、トヨタ新型カローラクロスを運転中に気になったのがエンジン始動中のちょっとした振動。

これは新型ヴェゼルでは感じられなかったことなのですが、ハイブリッド走行時やEV走行時になると、シートや足元のフロア、更にはセンターシフトからの振動は殆ど伝わってこないものの、モロにエンジンのみの始動やアイドリング時だと、エンジンからの振動が各所に伝わってきました。

もちろん、その振動が不快感に伝わるのだろうか?というとそういうわけではないのですが、静粛性や遮音性などの快適性能に関わるポイントでは、新型ヴェゼルの方が一枚も二枚も上手に思ったのが正直なところです。


パノラマルーフは解放感MAXだが、陽射しが思わぬ方向に?

そして新型カローラクロスの大きな特徴の一つが、このパノラマルーフ。

初代レクサスNXと同じで、パノラマルーフのチルト&スライドは不可能ながらも、サンシェードは電動でスライド(オープン/クローズ)が可能な快適機能一つなのですが、この日試乗したときの外気温が30度超えだったのですが、やはり暑い日のパノラマルーフは厳しいものがありますね。

これは分かり切っていたことですが、サンシェードクローズ時に比べて明かりも強く、解放感はあるものの、その分陽射しの入りも強いので曇りのときや夜間の時の方が使い勝手は良いのかもしれません。

あと、これはたまたま陽射しの角度が悪かっただけなのかはわからないものの、サンシェードオープン時だと、ディスプレイオーディオが陽射しの光で反射して見づらかったというのも気になるポイントでした。

後席のセンターアームレストはかなり使いやすい!

カローラクロス

そして最後は新型カローラクロスの後席について。

これは私ではなく子供が後席に座っての感想なのですが、やはり格納式センターアームレストの位置が少し高めにあるため、ゆったりと寛ぎ易いようです。

寛ぎ易いというのは、後席に子供が二人乗った場合、子供二人が肘置きを利用することが多いのですが、肘置きの位置が少し高いと上半身が中央に寄りづらくなるため、子供同士で頭が当たりづらいというメリットがあるようです。

これが新型ヴェゼルになると、センターアームレスト位置が低いために、子供が肘を置こうとすると目測を誤って中央寄り以上になってしまうため、子供同士の頭が当たってしまうようです(おそらく大人でも同じようなことがおきるのかもしれない)。

あとはカローラクロスの場合、1段階だけ後席リクライニング機能が付いているので、よりゆったり過ごしやすいのもあって、使い勝手や快適性という面では同車の方が評価高めなのかもしれません。

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