米YouTuberが違法輸入された日産スカイラインGT-R R34含む国産スポーツカーの裏事情を紹介。「輸入品は2%ぐらいしかチェックできていない」「盗難車であっても不正輸入車両として廃棄されることもある」【動画有】

アメリカ政府によって押収された車両は破壊もしくは競売にかけられるケースがあるようだ

そしてCraig Lieberman氏の情報によれば、何と米国税関国境警備局では、一度に輸入される(自動車パーツも含む)製品は、全体のわずか2%しかチェックできないという事実もあるとのことで、おそらく不正輸入している人物も、この実情を把握したうえで行っている可能性が高いのかもしれませんね。

もちろん、こうした不正輸入がバレてしまえばアメリカ政府によって押収される可能性が高く、過去これまで「自動車パーツ」と偽り、中身が「自動車」だったものも何度か押収されたこともあったとのことですが、その後押収された車両はどうなるのか?というのも気になるところ。

どうやらその状況に応じて「廃車(破壊する)」にしたり、先述の通り「競売にかける」ということもあるそうです。

これについては厳格なルールや基準などが無いとのことで、そのときのアメリカ政府の判断によって左右されるわけですが、もしもこれが日本にて盗難された車両だった場合、何の罪もないオーナー車両が破壊されるというのもおかしな話で、おそらく車両番号などがあれば所有者の情報も確認することができるはずですし(中には車両番号などのラベルも全て剥がされているケースもある模様)、そういったアフターフォローを実施しない政府もどうなの?という疑問も。


そもそもアメリカ政府は、輸出元に戻すという面倒な手続きだけは避けたいようだ

またその一方で、最近ではアメリカ・フロリア州に拠点を置くMidori Parts Shopでは、アメリカ政府によって押収された車両を競売などで落札し、それらを販売している車両もあるとのことですが、その中にもおそらく盗難車両が含まれている可能性も高そう。

そしてこの販売車両やパーツ類は購入できるものの、案の定「条件」がついているようです。

その条件というのが「輸出前提で購入すること」や「アメリカと隣接しない国の顧客」に限定されるとのことで、あくまでもアメリカ含む近隣で所有しないことが前提となっており、そうなると盗難被害を受けた人物が、もしもこのショップで自身の盗難車両を発見した場合、輸送費なども含めて自腹で買い戻さなければならないということに。

何とも理不尽な話ではありますが、今後こういったことは間違いなく増え、特に25年ルールが解禁されていないスカイラインGT-R R34にて多く発生する可能性があると、同氏は語っています。

【FEDS ACTIVELY CHASING ILLEGALLY TITLED GT-Rs】

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